[テニス]バックになぜ回り込む?
テニスの試合をみていると、バックに回り込む人がたまにいます。フォアの方が強力なはずですが、なぜ回り込むのでしょうか?
この疑問は、こちらの記事で紹介した心理状態、そしてフォアとバックの違いに注目すれば解消できます。
フォアとバックを比較してみよう
まず、フォアとバックを比較してみましょう。基本的にバックはフォアよりもパワーが弱いです。そして、バックの方がフォアよりも不自由で、ショットの選択肢が狭くなります。
これだけ聞くと、「フォアの方がいい、バックに回り込む意味がない」と感じてしまいます。でも、バックが不自由であるということは、言い換えると色々なことができないから安定している、と捉えることができます。
バックに回り込む心理状態はこれ!
このフォアとバックの違いを踏まえるとバックに回り込む心理状態は、「自分からミスをしたくない」と分析できます。
(100%ではありません。可能性が高いだけです。)
自分からミスしたくない、そんな場面では自分が安定していると思うショットを選択したくなります。そんな心理状態がバックに回り込む、という選択に現れたのです。
性格分析もしてみよう!
ここまで読んで、こんな疑問が出るかもしれません。
「フォアって、そんなにミスしやすいの?」
そんなことはありません。フォアでも安定している人はたくさんいます。
実はバックの方が安定しているという人は、新しい物好きという性格が隠れています。
バックの方が安定しているのは、フォアで色々なことをしているからです。そして、ある程度できれば、完全に身に付く前に違うことに手を出してしまいます。これを繰り返すと、器用貧乏なフォアハンドが完成してしまいます。
こんなことをする性格は、新しい物好きで、どんどん新しい物を取り入れたいタイプです。
このタイプの人は、新しい物に手を出す前に、自分が身についているか確認することで試合の安定性がよりよくなります。
またアイデアマン、という長所もあります。新しく何かを始めるときは斬新なアイデアで活躍するタイプです。
とは言っても、全ての人が当てはまることではありません。1番大切なことは、しっかり見て、選手の気持ちを汲み取る、選手のことを理解することだと思います。この記事が、その手助けになったら嬉しいです。