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バック、サーブのトスが苦手な人必見!テニスと利き手の心理学

テニスコーチをしていて、初心者に苦手意識の多かった分野に、バック、サーブのトスがありました。でも、苦手意識を持っているだけじゃないですか?って言いたくなる話を聞いたことがあるんです。

非利き手でネガティブになる心理学

『上を向くよりも、聞き手の方を向く方がポジティブになる』

これは、ある大学の心理学の授業で聞いた話です。反対に、非利き手の方を向くとネガティブになるそうです。

この話を聞いた時に、「テニスにめっちゃ当てはまる」って感じたんです。今回は特に、僕がこの話を聞いた時(1年以上前ですが)にパッと思いついたバックとトスについて詳しく書いていきます。

バックは本当に入りませんか

フォアに比べてバックが苦手、というお客様は多かったです。中にはフォアに回り込みすぎて、フェンスにぶつかる子もいました。クラブはフォア、バックをバランスよく打つ方針だったので、そこまで回り込まないで欲しかったんですけどね(笑)。

それだけ毛嫌いされるバックですが、実際に打ってもらうと結構入ることも多かったんですよね。心理学通り、ネガティブになっているせいで、自信を無くしているんじゃないか、と思います。

もしバックに自信がないのであれば、きちっと数字で出すことがおすすめです。

10回バックを打って、何回入るか数えてみましょう。これで例えば、9回入って1回ミスした、とします。この時に、どのように考えるかが問題です。

ミスした1回に気を取られていませんか? もし1回のミスに対して、バックが全然入らない、と考えてしまう方もいます。でも、9回入っています。こう考えると、ミスしたポイントを気にし過ぎているだけかもしれません。

意外と思ったより入っている、となれば大成功だと思います。そうなれば、これから自信を持ってバックを打てるはずです。

これでゲームに強くなる!テニス・メンタル強化書 (LEVEL UP BOOK)にこの数字で出す方法は載っていました。詳しく知りたい方はぜひ読んでください。この本ではサーブに対して書かれていましたが、バックでも同様に使えます。

トスは多少ずれても良い

トスも初心者に苦手意識の多いテーマの1つです。でもトスって、多少ずれてもなんとかなります。

ピンポイントでこの位置に上げなければいけない、と思うと、どうしてもトスに対してプレッシャーを感じます。

反対に、トスをある程度ずれても打てるようにしておくと、色々と応用が効きます。

例えば、日差しが眩しい時に、打点を太陽と被らないようにする方法があります。もしかしたら、サーバーは眩しくないサイドからサーブを打つというローカルルールがあるかもしれませんが(笑)、公式の試合ではありえません。

まとめ

結局のところ、バックにしてもトスアップにしても、気にし過ぎなことが原因かもしれません。本当に入らないのか、であったり、そこまでこだわる必要があるのか、であったりを一度確認することもありかもしれません。

もちろん、本当に技術的な問題の時もありますよ(笑)。上達に向けて、適切な目標を作って頑張りましょう。


最後にアプリの紹介です

現在、テニスで各ゲームのサーブの確率が一目でわかるスマホアプリ、Tennis ServesResearch(テニス サービスリサーチ)をGoogle Play / App Store で公開しています。
ぜひ使ってみてください!
アプリのことを詳しく知りたいという方は、こちらのアプリ紹介記事を読んでください。


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