片ポケのジージャン1st。「綿糸の退色スピード 疑問?」
こんにちは。
片ポケです。
みなさんは、
どのようにお考えでしょうか?
「綿糸は色落ちするもの」
これは当然ですが、
そのスピードの話。
「綿糸」は、
私が #VRFC の魅力としていつも気にしているところです。
19歳の頃初めてヴィンテージデニム(ギャラ入り558XX、総綿糸)を手にとって見たときに、
生地の雰囲気よりも、
縫製糸が明るく退色して「これがヴィンテージか!」と衝撃を受けたのを覚えています。
そこで綿糸という言葉を知り、気になる製品は綿糸を使っているかなどを調べるようになりました。
「綿糸は生地と共に退色しなければいけない…」
と認識しております。
で、
最近考えてるのが、
そのスピード。
実際どうなんだ?と。
本物はどうだったんだろう?と。
①生地と同じくらいのスピードで退色する。
②生地が先に退色する。
③綿糸が先に退色する。
さらには…
A.摩擦に弱い。
B.水(洗濯)に弱い。
C.紫外線に弱い。
D.ABC全て該当。
E.AB該当。
F.AC該当。
G.BC該当。
ア.光沢感がある(光沢があるように見える)。
イ.光沢感はない(光沢がないように見える)。
a.光沢感は摩擦に弱い(摩擦で無くなる)。
b.光沢感は水(洗濯)に弱い(洗濯で無くなる)。
c.光沢感は紫外線に弱い(放っておいても無くなる)。
d.abc全て該当。
e.ab該当。
f.ac該当。
g.bc該当。
というところまでを考えてます。
考えても検証は出来ません 笑っ
デッド持ってないから 笑っ
デッドの穿き込みは人生の目標ではありますが、
所有してないので、
思いついた事を。
◎生地は摩擦でも水(洗濯)でも紫外線でも退色しやすく、綿糸は紫外線で特に退色しやすいのではないか?
自分の所有する506XXの綿糸は、表側はイエローかオレンジが判別しづらい程、がっつり退色してますが(画像だと判別しやすいな 笑っ)、まだ光沢感が残っています(光沢があるように見える)。
糸切れもほぼ無い状態です。
購入時にはプリーツ周辺にベッタリと油汚れが付いていました。
牛乳石鹸で1度洗濯しただけでかなりきれいになったので、油で汚れてからは洗剤を使用して洗濯をしなかったか、水をかける程度の洗濯だったのではと推測します。
ヴィンテージブームが起きてから付いたとは思えないので、当時の労働者が付けたものだと思います。
気になるのは、そこの時点で
・生地の濃さはどのぐらいだったのか?
・綿糸の濃さはどのぐらいだったのか?
の2点です。
◇生地も綿糸も濃かったのではないか?
私はこう考えます。
その理由は
あるデニム職人さんと会話する中で、
「子供のデニム製弁当袋を週2で洗濯して2年経過してるけど、ヴィンテージのようなライトブルーにはならない」
と。
ヴィンテージデニムのライトブルーは単に、
摩擦や洗濯だけのものではなく、
紫外線がかなり影響していると今は考えています。(個人的に)
私の506XXは、
主として冷暗所ではない場所に保管されており、長年の紫外線による日焼けと、少数の水洗いで生地も綿糸も退色したのではないか、と考えています。
摩擦で退色しづらいと考えるのは、
「光沢感」の部分です。
光沢感は摩擦で失われる…はずなので(絶対とは言えないけど………笑っ)、
自分の506XXの綿糸が白くて光沢感があるということは、
摩擦以外で色が抜けたと思わざるを得ないのです。
ほっといたら抜けちゃった…と。笑っ
既製品レプリカの大多数の綿糸は、光沢感が比較的少なめで、摩擦のみでも退色する。
「洗濯をほとんどせず根性穿き」しても、綿糸は退色する。
当然ながら、洗濯でも摩擦は生じるため、洗濯を頻繁にすればより退色する。
ちなみに私の中で、綿糸が落ちにくい印象が強いブランドはエヴィス、FOBです。
エヴィス(EVIS期NO.1 1506)は光沢感は弱いですが、中々退色しません。生地も落ちにくいのでそれに歩調を合わせていると昔から解釈していました。
現行は分かりません。
FOB(F251)は光沢感はそこまでですが、中々退色しません。生地も相当落ちにくいのでエヴィス同様それに歩調を合わせているのかもしれません。
現行は分かりません。
退色が遅いからといってダメだとは思いません。
むしろそっちがリアルなのでは?
と最近では思うようになりました。
一部を除くLVCの化学繊維縫製のモデルのように、「永遠に変化しない(漂白剤でも退色しない)」ものとは解釈が違います。
私個人として、
綿糸の退色は大好物で、
ほいほい色抜けしてしまうのも好きですが、
「本物はそう簡単に綿糸の色が抜けないのではないか?」
という考えが浮かんだ為このような長文になってしまいました。
もっと言うと
・2ndの頃の方が綿糸の染めが濃い
もしくは
・2ndの頃の方が色抜けしにくい
とも考えています。
それは、
1stと2ndを見比べると、
2ndの方が、
生地は薄いのに、
綿糸は結構に濃い
個体も散見されるからです。
ということは、
模倣する年代が
30年代~40年代なのか、
50年代なのか、
によって番手云々ではなく綿糸を使い分ける時代が来るかもしれない???
ということなんです!(希望的観測 笑っ)
最近は
「綿糸」
「紫外線(天日干し)」
がトレンドなので、
調べられる事は調べ、実験できる事は実験していきたいと思います。
それでは、また。
https://twitter.com/katapoke_o
割と毎日つぶやいてます。