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嫌いではなく、苦手にとどめておくという話

僕は、これまでの社会人経験を踏まえ、仕事をするにあたっては、「何をやるかより、誰とやるか。」を大事にしたいと考えている。

この話をすると、結構共感してくれる学生も多い。
ニュアンスはわかってもらえると思うけど、単なる好き嫌いの話ではない。決して何をするかは気にしないとか、重要ではないってわけでもないし、これっていう相手とであれば何をやってもOKっていうわけでもない。

ただ、優先順位として、何をやるかっていうことより、誰とやるかっていうことの方が大事だし、そこを大切にしたいと思っているっていうこと。
あくまでも個人的には。
そして、おそらくこの感覚は今後も変わらないと思うし、変えたいとは思わないだろう。

とはいえ、その感覚が揺らぐ瞬間もあったりする。
それがどんな時かというと、誰とやるか?の誰ってのを判断する基準みたいなことを考えた時だ。
自分の中である程度理由はあるものの、明確な言語化はできていないし、感覚といえば感覚でもある。
けど、それによって、自分の可能性を狭めているのではないか?っていう思いがよぎると、一瞬自分の考え方に対して躊躇してしまうことがある。

先週の水曜日に実施された、1年生向けパネルディスカッションで4年生の学生が語っていたことを聞いた瞬間に、そんなことを考えた。

その学生はこんなことを語っていた。
自分から他人に嫌いのレッテルを貼ると、その人のことを見なくなる。そこを苦手って捉えれば、学びになる。

嫌いではなく苦手に留めておくってのが大切ってこと。

なるほど、確かにそうだな。
うまいこと言うなって思った。

僕は比較的好き嫌いが激しい方なので、仕事ではそんな態度やそぶりは出さないものの、そんな風に考えるといいかもって納得した。

おそらく冒頭の考え方は変わらないものの、少しだけそこに幅というか余白が生まれたかな。

その学生に感謝。

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