適度な距離感
先週実施した4年生最後のゼミで、メンバー1人1人に振り返りを行ってもらったところ、口を揃えて語っていたことがあった。
「このゼミの適度な距離感が心地よかった」
って感じのこと。
それを聴いて、なるほどね〜って感じた次第。
今のうちのゼミの特徴は、全員で何かの活動やプロジェクトに参加するって感じの実践機会が他のゼミと比べると少なめだけど、学外で積極的に活動しているメンバーが多いこと。
なので、終始一緒にいるわけではなく、日頃はそれぞれ好きにやって、集まる時にはちゃんと集まる、みたいな感じになることがほとんど。
そもそも僕は学生たちに、そういう動きをドンドンやって欲しいと思っているし、だからこそ、そうするよう勧めている。ただ、見様によっては、好き勝手にやらせてるだけって感じに映る可能性もある。だから、やるようには言うものの、その一方で、優先順位はゼミや実習の活動なので、そこは勘違いしないようにって伝えていた。
そうなってくると、学外での活動をすすめているものの、どこかで、それが過ぎるとゼミ活動等に悪影響がでるかもって思って節があったんだろう。だから、なんかモヤモヤする部分がつねにあった。
そのことについて色々と考えていたら、原因がなんとなくわかった。
要するに学外での個々の活動を大学の活動とは全くの別物と捉えていたから、違和感があったんだっていうこと。ものごとは白か黒かではないし、0か1ではない。
だから、各メンバーが学外でやっている活動をゼミの中で共有するような機会を設け、ゼミでの学びをもとにその活動について考えてみるようなことをすればいいんじゃないかって。お互いがやってることを知ることで、良い刺激にもなるだろうし、ゼミでの学びをもとにした相互フィードバックもできるだろう。それによって個人の活動の質が向上することも期待できるし。なんなら、スピンオフ的にゼミの活動に変化したり、コラボしたりってこともあり得る。
そんな感じにすれば、各メンバーが学外での活動に対してちょっとした後ろめたさみたいなものを持つ必要もなくなるかもしれない。(そもそも、持ってないかもしれないけどw)
そうはいっても、単位を取得するためには、単位化されているゼミ活動の優先順位が高いことには変わりないのは事実。だからこそ、その部分をちゃんと理解してくれていれば、それでいいと思えるようになった。
そういう状態の方が自然だし、心地いい。
こういう状態って、チームメンバー1人1人が自立していて、それぞれの得意分野みたいなフィールドを持ちつつ、必要な時に集まってくるみたいなもので、僕が仲間と一緒にやっている家守チームみたいなもんだなって思った。
そう考えると、やっぱり、似たようなタイプのメンバーが集まってくることにも頷けるw
っていうことで、このあと13:30から卒論発表会。そして、4年生たちと打ち上げ。
だから、昼ごはん食べた後、ささっと書いてみた。
この表現は使っていこうと思う。
うちのゼミは適度な距離感があって心地いいw
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!