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今回はほんとにダメかと思ったけど、無事完走〜北九州マラソン2025〜

今日は地元開催の北九州マラソン2025の開催日。
あまり風もなく寒すぎず、増田明美さん曰く、ちょうどいいマラソン日和だった。

先日のnoteにも書いたけど、今回は不安が多くてどうなることかと思っていた。
でも、結局は何とかなるかなっていうお得意の楽観的な考え方だけを頼りにしてスタートラインに立った。

今回の作戦も昨年同様。
とにかく21kmまでは6:30-7:00/kmくらいのペースで走って、そこからは、できるだけ頑張る。
で、走れなくなったら歩きを混ぜて、完走に必要なタイムから逆算した平均ペースを保つ。
っていうもの。

最初の10kmは6:30前後のペースを刻むことができ、想定通りのいいペース。
けど、この時点でメンタルを揺さぶる嫌な兆候が。腿裏からお尻にかけての筋肉がなんだか重い。加えて、珍しくスパッツ的なのをはいて走ったから、脚の動きに制限がかかる感じで余計に重く感じた。
その影響もあって、10km過ぎの坂道で途中から歩き、その後、フラットな12-3kmあたりでも歩いてしまった。しかも、そのタイミングで沿道から知人に声をかけられるというw
これまで、こんなことはなかったので、正直、これはヤバイって思った。
そして、その後もちょいちょい歩きを混ぜるようになってしまったから、その思いがどんどん増殖してしまった。
その結果、いつの間にか、20km地点(ゴール地点付近)でリタイヤした方がいいかな?って思い始めた。
途中で並走した遠矢さんにも「顔まりましょう」ではなく「頑張ってください」って言ってしまったし、その後も気持ちが揺らぎまくった。
挙げ句の果てには、リタイア後の発信内容まで考えてしまう始末。。。

そして、実際その地点で係員の方に質問した。
ここでリタイアした場合、手荷物はすぐに受け取れるのかどうかを。
そしたら、しばらく無理ですねって言われたから、とりあえず続行することに。
あ〜どうしよう。このまま行っても制限時間内のゴールは厳しそうだし。
正直キツいなぁ。
まあ、行くとこまで行って、バスにでも収容されるかってことまで考えた。

で、直後のエイドステーションで、ゼミのOGが水を配ってるのを見つけ、話に行った。そして、もうダメやけどねって感じの弱音を吐きつつ、水を受け取り、記念写真を撮ってエイドを後にした。
そこから1-2km行ったところでは、チャレプロOGが旦那さんと赤ちゃんとともに沿道で応援してくれていた。歩いているところを見つけたらしく、ちょっと前方の方から名前を呼ばれて気づいた。なんとも恥ずかしいタイミングだった。そこでも、今回は厳しい旨を伝えると、えーーーっ?みたいな反応が返ってきた。内心、情けないことを言ってしまったと思いつつ、それでもどうすっかな〜って考えながら歩みは止めずに進み続けた。

その地点から1-2km先にはうちの大学の野球部メンバーが従事しているエリアがあるので、そこは走っておかないと、まずいなって思い、頑張ることに。
で、沿道にいる学生を見つけると、元気をもらうために自分から近づいて声をかけて手を振り、リアクションをもらう。その作戦を実施。
そしたら、ある学生がこんな声をかけてくれた。
「先生頑張ってください。Insta投稿楽しみにしてます!あ、note記事もよろしくお願いします!」みたいな。
そこでようやく目が覚めた。
ちゃんと完走目指して頑張ろうって。
そこからは、完走に必要なペースを逆算し、それよりも1分くらいペースを刻めるよう、走りと歩きを繰り返した。
とはいえ、まだまだ先が長かったこともあってキツかったけど、とにかく止まることなく歩みを進めよう。そうすれば、確実に進める。
そうやって、とにかく前に進んだ。
そうすることで、少しずつ時間の貯金ができ、9:00/kmだとギリギリだったのが、10:00/kmでもOKになり、11:00/kmでもOKになるみたいな感じで、少しずつ余裕が出てきた。
そして、残りのkm数をカウントダウンするような感じでいけた。
門司駅まで戻ってきた頃には十分な余裕があったので、完走は確信できた。
で、いつものようにラスト1kmはペースを上げて頑張り、無事ゴール!
結局7km地点でのピットストップ以外、全く止まることなく最後まで進み続けることができた。

今回の大会を振り返ると、ほんとに完走できたのが信じられないくらい、前半の後半あたりには絶望的な気分とへなちょこメンタルだった。
だから、今回は本当にダメかと思った。
フルマラソン初のDNFになるところだった。
だけど、卒業生や現役学生たちのおかげで、なんとか頑張ることができた。
もちろん、沿道からいただいたたくさんの声援も力になった。
本当に感謝だ。

そして、朝早くからスタンバイして準備してくださった大会関係者の皆さんと全てのボランティアスタッフの皆さんに大感謝です。
その支えがない限り、こうして走ることはできないので。
約1万5千人のランナーに対して約5千人のボランティアさん。
沿道で応援してくださった方はおそらく5千人以上いると思う。
ほんとに凄い大会だ。

しかしまあ、無事完走することができて、本当に良かった。
この後、打ち上げでビール飲むのが楽しみだ!

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