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ルポ路上生活


本について

読んだ本


読もうと思った理由

「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」という番組で紹介されていたからです。


著者の國友 公司さんは他にも、「ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活」や「ルポ歌舞伎町」といった著書があり、漫画「西成ユートピア」の原案の本を書かれている方です。

おもしろくて、どの著作も買って読んでしまいました笑


感想

ホームレス=乞食とは限らない

言葉が悪いけど昔のホームレスというのは乞食でしょう。今のホームレスはただ家がないというだけなんだけど、昔の考え方で止まっている人が多いんだよね。このおじさんなんて成城石井で買い物してるんだから

—『ルポ路上生活』國友 公司著https://a.co/cmeQZB8

アフリカの人たちが、僕たちの原住民族のイメージとは異なってスマホを持ってるように、ホームレスも全員が乞食とはかぎらず、ひとくくりにできないのだと分かりました。

  • 「あえて」家を手放した人

  • 色々あって、いわゆる乞食になった人

同じに見えて違うのです。あえて家を手放した人もいるわけなので、ホームレス=不幸とは限らないのです。


「ホームレス」と呼んでいる限りは、解像度が低い

「ホームレスという呼び方もそのうち変わるんじゃないかな。昔は〝ホモ〟と言ったけど、今は〝 LGBT〟と呼ぶでしょう。たぶんそういう方向にいくと思うんだよね」  私もコヒのこの視点がとても腑に落ちる。

—『ルポ路上生活』國友 公司著https://a.co/5h7fTfz

このコメントが印象的で、いずれはホームレスに対する世間一般的な認識の解像度が上がって、呼称が変わっていくのだろうかな、と思いました。

たとえば、家がないだけで本拠地(ホーム)があるケースもあるので、「ホームレス」ではなく「ハウスレス」や「ノマドピープル」といった感じだろうか。もしくは「路上生活」ということから、オンローダーとか?ちょっといい感じのワードが分かりませんが。。。

この一節を通じて、呼称の変化=解像度の変化であるのか、と気づくことができました。


まとめ

エンタメとして読んだので、他のいわゆる自己啓発本・ビジネス本のようなアウトプットは難し買ったですが、感想として残しました。

とりあえず、同じ国でも自分が知らない世界がまだまだありますね!
國友 公司さんの著書、どれも面白いのでぜひ!


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