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星を継いだアリアドネは双子だった
はじめに
タイトルは、全くのデタラメですw
最近よんだ小説3冊の感想を書こうと思い、各書のタイトルを繋げてみました。
私はSFもの・どんでん返し系の小説が好きで、最近小説を読めていないな〜って思ったときにはYouTubeでおすすめを探して読んでます。
今回年末年始で読んでいた3冊の感想を簡単に残します。
星を継ぐもの
本書はSF小説「『星を継ぐもの』シリーズ」と呼ばれる作品の第一弾であり、作者ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作だそうで、SF界では有名な作品らしいですね。
初版が1980年5月23日とのことで45年も前に書かれた作品なのですが、今読んでも違和感を覚える部分はなく、純粋に楽しめます。
ただ、名前がカタカナで登場人物も個人的には多かったので、人名が出るたびに誰なのかを振り返りながら読んでおり、あんまり作品そのものに集中できずに読み終わってしまいました…。
作品の性質上、登場人物は多くなるのは仕方ないのですが、あまり自分には向いていない作品でした。
アリアドネの声
タイトルにある「アリアドネ」とは、本作内で出てくる災害救助用ドローンのことです。どんでん返しで有名は本作ですが、本当にそのとおり。
震災によって地下に閉じ込められた「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいをもつ女性を、ドローンを使って誘導し助ける様子を描いた物語です。
ドローンで誘導する最中ではいくつも違和感を覚える場面がありますが、最後にその違和感の正体が判明します。いち小説ではありますが、推測で物事を考えてはならない、正しい情報から判断することが大事だと気付かされました。
新装版 殺しの双曲線
本書は、「双子」であることをトリックとして2つの事件が起こります。そしてそのことは本書の冒頭に説明されます。
本筋ではないですが、本書内で常に2つの出来事が並行して進むので、初めはどちらの場面の話なのかを切り替えるのに苦労しました….。
終盤になってトリックが解き明かされていく感覚は、ずーっと絡み合っていた紐が解かれる感覚で、とてもスッキリしました。登場人物も多すぎずわかりやすいキャラクターなので、気軽にミステリー小説を読みたい方にはおすすめですね。
おわりに
一旦、最近読んだ本のアウトプットは一段落しました。基本的に1冊を集中して読むのが苦手で、現在も以下4冊を並行して読んでいます。読み終わったら順次感想を残そうと思います。