刀展示ケース 土台柄の色々

製作している刀展示ケース「刀箱」や「短刀箱」の土台には様々な壁紙を刀に合わせて貼り合わせたり、漆板を付ける事で飾る刀の良さを引き出して見せれるよう心掛けています。

現在これらに加えて新しいデザインの台を作ろうと考えていて、様々なサンプルを40枚ほど取り寄せて試しています。
色々な柄があり刀の見え方もガラッと変わるので今回はそれらの一部を紹介します。

まず個人的にこれは美しくなると感じた物2点。
ベストに感じたのはこの壁紙。
漆が塗ってあり、一見全体が黒いのですが、スポットライトの光を当てると艶のある漆塗部分が強調されてわびさびのある美しい印象を与えてくれます。

次にこちら。
茶色くなっている箇所が遠目から見ると主張しすぎず、漆器のような印象を与えてくれます。
明るい場所でも暗い場所でもとにかく発色が美しい。
刀にとても合いそうです。

サンプルが小さいので分かりづらいかもしれませんが、刀の下にそれぞれ敷くと以下のようになります。
両方良くまとまりそうですが、個人的には僅差で右側の方が良さそうにも思います。

という事で今回作るのは上記2枚のどちらかにしたいと考えています。
他にも色々合わせて見たので、その様子を並べていきます。

・黒系

↓ビニールっぽい質感

↓和紙

↓無難なやつ

↓繊維を強調したデザイン

↓砂利が付いてるような質感（サンドペーパーみたいな表面なので万が一刀が落下した際に疵の原因になってしまいそう）

↓金属板を錆びさせたようなデザイン

・色系

↓全体が青みを帯びている。

↓マットな金系。金はマットな方が質感に合いそう。

↓明るい金系

↓漆器やレザー調のデザイン

↓石っぽいデザイン

色系は単体で見ると面白そうなのですが、刀に合わせた時の見え方やバランスでは納まりが悪いように感じます。
サンプル片が小さいので脳内で拡張させる他ないわけですが、これが意外に難しい。
ただ、先に挙げた候補2枚は以前の以下の柄よりも格段に良くなりそうな気がしています。

明るい部屋でも暗い部屋でも綺麗に見える壁紙と言うのはあまり無いように思います。（暗い部屋でスポットライトを当てて美しく見えても、白い蛍光灯のようなもとで見て見ると安っぽく見るものも沢山あります）
今回のこの黒色の壁紙を使って実際にどのような仕上がりになるのか、是非完成を楽しみにしていてください^^

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それでは皆様良き御刀ライフを～！