今後海外の方が日本刀研究が進みそう
日本刀の専門書は日本のみならず海外からも出版されています。
例えば以下は2019年にDmitry Pechalov氏により発刊された相州伝日本刀名作(JAPANESE SWORDS SOSHU-DEN MASTERPIECES)という本で、相州伝の始まりとされる刀工(助真や助綱)や、相州伝を代表する刀工(新藤五国光や、行光、正宗、貞宗、廣光、秋廣)をはじめ正宗十哲とされる郷義弘や左文字、長谷部、金重、兼氏など多岐に渡ってまとめられています。
特に特徴的なのは高繊細写真でしょうか。
以下の様に沸の粒は勿論、銘の鏨跡までしっかり見えるのは非常に有難いです。
因みに私はまだ拝見した事は無いのですが、最近延寿派や村正についての研究本も出ていたります。特に延寿派は日本でもあまり研究が進んでいるわけではないと思うので内容も気になります。
このような感じで海外では専門書がどんどん発刊されているわけですが、この流れは今後も続きそうな気がしています。
海外の刀剣コミュニティサイトでも活発に意見が交わされていますしね。
現在刀が徐々に海外に出ているとはいいますが、極論的な話をすれば正真物の刀が海外に沢山出て国内から物が少なくなった時、国内で研究しようにも物が無くて研究しづらいという事態になるので海外への刀の流出と研究速度の低下は相関関係にあるのではないかという気がしています。
個人的には世界のどこで研究が進んでも良いのですが(有難いのですが)、私自身英語が話せないのでそれは今後かなり勿体ない、機会ロスをするような気がしています。
そうした海外の詳しい方との会話なり意見交換は非常に面白そうです。
海外に2年位1人で入り浸って英語を習得したいです。
もしくは同時翻訳機械が早く発達してくれれば…。
纏まりのない文章になってしまいましたが、今日はこの辺りで。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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