愛刀紹介②短刀 國真 作
2年前の2018年に太刀と同タイミングで注文させて頂いた短刀をご紹介します。
こちらも河内國平一門の金田國真さんの作になります。
太刀の詳細や金田國真さんについては以下記事をご覧下さい。
金田國真さんは、Twitterもやられています。
①作刀風景写真
・生仕上げ
・焼き入れ後の硝酸色付け
刃文を見やすくするため、して下さいました。
・鍛冶押し
・ハバキが完成して、銘を切る直前
ハバキ、上貝がかなりピッタリしていて驚きました。(家にある古刀のハバキの上貝はすぐ取れてしまうので)
下が銅に金着せ、上貝が金無垢ですので色合いがちょっと違います。
写真から分かりますか?
②郵送で受取
本当はコンクールの受賞式などで東京に来られるタイミングで直接お会いして受取りたかったのですが、コロナの影響でそれも難しくなってしまったので、郵送頂きました。
何と木箱を自作頂きその中に厳重に梱包!
(木からとても良い匂いがするんです!)
③白鞘
和紙で巻いてあり、神聖さを感じます。
(和紙はその後はがして捨てました。)
④姿
小ぶりで無反りの鎌倉期のような短刀姿でしょうか。
今まで1尺に近い大ぶりな短刀しか持っていなかったので、その小ぶりな姿が特に気に入っています。
⑤茎
娘の御守刀として作ったので、「護」の横に娘の名前を入れてもらいました。(画像では削除しています。)
いつか嫁いだ時に渡したいなぁと思っていたり。
受け取ってくれるよう「刀は良い物」という印象付けを頑張らなくては。
⑥地鉄
詰んでいる方に思いますが、太刀に比べると少し肌立っている印象でした。
以下が太刀の地鉄です。
⑦刃文
注文時、「稲が風になびいてるようなおとなしめの刃文」という凄くざっくりしたイメージで作って下さいと当時はお伝えしていた記憶です。
(当時は刃文の名称も理解していない状態でして…)
今思うと、これは抽象的でとても作りにくい要望だったと思いますが國真さんが上手くまとめて下さり、良く沸づいた直刃になりました。
これから注文する方は、写真などで「こんな刃文が良い」と伝えるとスムーズかもしれません。
⑧終わりに
これから娘が成人して婚約するまでは私が保管する事になると思うので、恐らくまぁ20年は共に過ごす事になるでしょう。
錆びさせることなくなるべく綺麗な状態で娘へ渡せるか、とても緊張します。
拵えも渡す時までには作ってあげたいと感じますが、果たして…。
下は自作した卓上短刀ケースに飾った時の様子です。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
愛刀紹介③はこちら↓