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刀剣本は復刻されてタイトルが変わっている事があるので注意

昨日「珍刀、奇刀、掘り出し刀」という本が面白そうだったので購入して読んでいたところ、「あれこれどこかで読んだことあるぞ…?」という感じになっていたのですが、実は近年新しく出版され直した物を既に持って読んでいたという。笑
こういう事態は過去にもあり結構紛らわしいので紹介します。

①「ドキュメント日本刀の買い方」→「ドキュメント日本刀の買い方(価格改定新版)」

まずは比較的紛らわしくないものから。
これは本のタイトルが同じなのでまだ重複しての購入はしづらいでしょう。以下は昭和46年出版のものでこの4年後に価格改定版として赤い表紙の本が出ます。

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(画像出典:日本の古本屋

以下の方が新しい。刀の価格が変わっています。
いずれにしても今は更に価格が変わっているのでどちらを購入しても良いでしょう。

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②「珍刀奇刀掘出し刀」→「日本刀発掘アルバム」

「日本刀発掘アルバム」が新しい。
タイトルが変わっているので同じ本だと分かりづらい。
同じものを買ったなんて事が無いように要注意。

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主な違いとしては、「新版」の方には銘の押形が載っていること。

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しかし刀の写真は「旧版」の方が鮮やかで、「新版」では帽子あたりが特に見え難いというデメリットも。紙質によるものと思われる。

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(画像出典:「珍刀奇刀掘り出し刀」「日本刀発掘アルバム」より)


③「短刀」→「短刀図鑑」

「短刀図鑑」が新しい。
タイトルが変わっているので同じ本だと分かりづらい。
同じものを買ったなんて事が無いように要注意。

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「新版(短刀図鑑)」の方には押形集がまるまる追加されているので、新版を買う事一択だろう。

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(画像出典:「短刀図鑑 増版改訂版」より)

④終わりに

という事で、これ以外にもまだまだあるとは思うのですが、今回紹介したように②と③については私も重複して買ってしまいました…。

頼む…。
改訂版とはいえ、ほぼ内容同じなのにタイトルを変えんでくれ…。
こんな感じで刀の古い本は改訂が加えられタイトルが変わって出ている事があります。
改訂版の方が基本的に良い事は間違いないと思いますので、注意して探されると良いかもしれないですね。
他にもこんなのがある、などありましたら記事に追記しますので是非教えて下さい。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

プロフ

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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