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酔った後の鐔鑑賞
本日は忘年会。
久々に4時間ほどお酒を飲み、先ほど帰宅して風呂に入り頭が少しほわんほわんしている今。
寝る前にふと何か鑑賞したい衝動に駆られる。
しかし刀は酔った時に持つのはちょっと危険なのでケース越しに楽しむ程度。見ていると手に取りたくなるものの我慢…。
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こんな時はやはり鐔が良い。
ヒンヤリした鍛えた鉄の質感を感じながら暫く触っていると少し酔いを冷ましてくれる。
名も残らない時代も定かではない、歴史上の誰かの作を何百年も経った後に酒を飲んだ後に大した意味もなくぼーっと触っている人がいるというこの状況は、当時の作者からしたら想像も付かなかった事に違いない。
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この鐔の作者はとうの昔に亡くなっているだろうが、鐔は確かに今この場所に存在している。
作者は語らないが作品はきっと何百年も語り続けている。
その言葉を理解するには知識が必要でまだまだ十分な会話が出来るほど足りていないのが口惜しいが今後の楽しみでもある。
少し頭がぼっーとした中で鐔を触っているこの時間は最高に心地が良い…。
今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き刀ライフを!
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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