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日本刀バイヤーズガイド「刀剣生活」を読んだ感想など

コロナによる高熱も本日無事に平熱に戻り、体もだいぶ楽になりました。
後は若干咳が出るくらいでしょうか。
1週間も家にいると刀を見に行きたくなる欲が高まると同時に刀が恋しくなります。家にもあるにはあるのですが、それでも他の刀も見に行きたくなるのです。
とまぁそれでも家にある刀を幾分か眺める事でその欲も少し抑えられ何とか平穏に過ごせています。
それはそうと本日注文していた日本刀バイヤーズガイド「刀剣生活」の第二段が届きました。
療養下の中でのひと時の楽しみで、まさに救世主的存在です。
という事で今日読んでみましたので個人的な感想を書きました。

この本は刀をこれから知っていきたい人に向けた刀購入初歩バイブル的な立ち位置の雑誌かと思います。

・今回の「これ」が特に良かった

個人的に読んでいて特に良いと感じたのは最初の数十ページに渡り書かれている「手に入れたいおすすめ刀工10選」のコラム。
刀工の説明から始まり、価格帯の話や入手難易度の話、またまた買えない場合の代替案などにも話が渡っており、まさにバイヤーズガイドらしく楽しめます。
例えば兼定は有名所に2代と11代がいて、2代なら○○万くらい、11代なら○○万くらい、11代欲しいけど高くて買えない人は10代兼定の作なら、11代の父だし作風も似ていて満足できるのでは?という具体的なアドバイスなども書かれています。
まさにバイヤーズガイドならではの視点でとても参考になる&楽しめます。


・掲載されているお店の変化はあるか?

今回は17店舗掲載されています。
前回と比較すると、今回は刀剣徳川さんが新たに加わり、盛光堂さん、舟山堂さん、タイセイ堂さんの掲載が無くなりました。
それ以外は全て第1弾に掲載されていたお店と同様です。
ぜひ今後他のお店も増えていってもらえると一刀好きとしては嬉しいなぁと思ったり。
あと本の表紙に「初心者OKの全17店」と書かれていますが、この本に掲載されていない刀剣店も当然ながら初心者を歓迎していますのでここに載っていないから行っても相手にされない、歓迎されない、という事は決して無いのでご安心を。
事前に電話で初心者である旨と来店する旨を伝えておくとスムーズです(←経験談)。


・掲載されている刀のメインの価格帯について

手を出しやすい価格帯(数十万円台)の刀を中心に掲載されている様子が感じられたので、その辺りの価格帯の刀を探されている方はとても参考になると思います。
また、それ以上の数百万円する刀などについても結構掲載されています。
何千万円クラスの物は今回は殆ど掲載がありませんでした。
また今回は価格覧に「要お問い合わせ」の文字がかなり減り、価格がクリアになっていたのも個人的に有難かったです。


・その他

他は刀の鑑賞方法などが載っています。
これは他の刀剣雑誌や刀剣本でも良く載っている内容かと思います。
が、しかしとても大事な内容なので何度も読み返したい所です。

それにしてもまさか研師の渡部さんが出ておられたとは。
支部の鑑賞会でお会いして何度かお話させて頂いた事があったのですが、最近までコロナで鑑賞会が中止になっていた(先月から活動開始)事もあり、お元気そうなお姿が本から伝わってきて安心しました。


・終わりに

という事で普通に面白い刀剣雑誌でした。
特に刀を買いたいと思っている人はまず間違いなく楽しめるのではないでしょうか。
気になった刀剣がある方はお店のHPを覗きにいってみても良いかもしれません。更に詳細な画像や説明がされている事も多いです。
そして更に更に気になった方は是非お店へいき、刀を手に取り実物の凄さを体感してから買いましょう!

尚、今回の「刀剣生活」はamazonでも購入出来ます。
気になる方、私のようにコロナ療養中の方は是非。


家に刀のある生活はいいぞ!

今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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