大刀剣市前なのに…
大刀剣市(11/2~11/3)までいよいよあと1週間を切りましたね。
ここ1ヶ月は刀剣店のHP更新をいつも以上に楽しみにしたり、お店を訪問して好みの物が入ってないか散策したり、カタログに何か良い物が無いか探したり、そんな1ヶ月だった気がします。
そんな感じで毎日のように物を探していると欲しい物、気になる物はどうしてもちらほら出て来てしまいます。
唐突に探していた同図の成木鐔が出たり(買うしかない)、鉄味良さそうな鐔を見つけて今まで数年敬遠していた古い鉄鐔に手を出してみたり。
ちょっと変わり出来の古い鐔を見つけて飛びついてしまったり。
うっとり手法を用いた状態の良い古金工鐔や、多頭龍図の出来の良さそうな目貫が出て買おうとしたり(買っていない)、重ねの厚い古剣や、時代の有る良さげな拵が付いた古剣、埋忠刀譜所載の刀を見つけて悩んだり。
出来のかなり良い古正阿弥鐔や古い太刀師鐔、鏡師鐔、変わり出来の現代刀匠作に魅了され購入検討したり、豪華な短刀拵を見つけたり。
まぁその他にもあるのですが。。
そして今現在も購入を悩んでいる古金工鐔が新たに…。
自分でもこの1か月間の間に起こった事とはとても思えない。
しかしこれだけ気になるものが出て来ている時点で、大刀剣市で出物に出会う確率はとても高いようにも感じます。
なのであと1週間はさすがに出物があっても買うのは控えようと思うのですが、恐らく今欲しいなと感じている刀装具類などの数々も大刀剣市に出品されるのでその前に買えるチャンスがある今の状況は1つ縁だとは思うのです。
ここで買わなければ大刀剣市で他の人が買う可能性もあり、そうすれば手に入らないわけです。(まぁそれも含めて縁と呼ぶべきにも思いますが。)
しかし先に挙げたものがどの位欲しいかと言えば、よくても70%くらいの気持ちで買ってとりあえず買っておけば後悔しなさそうだ位の気持ち。
この程度の気持ちで手を出しておくべきかというのは匙加減が難しく悩まされます。
対して購入を即決した成木鐔は80~90%位の気持ちがあった気もする。
体感値としてこの10~20%の差は大きく、70%くらいの気持ちで買った物は最悪すぐに飽きるというか手放す事も過去に多い気もします。(しかし後に買って大正解だったと思える物もある)
100%欲しい!欲しくて眠れない!というほどの物は2年に1度あるかないか位でほとんどありません。
こうしたものに出会えたら買いなのですが、大体その時は疑心暗鬼にもなるのでやはり90%位の気持ちが自分の中では上限な気もします。
今年の大刀剣市は家の事情もあり、行けたとしても1日になりそうで購入検討はその日即断しなければならないだろうと想定してます。
恐らく自分の中での上限値である90%位欲しいという気持にまで高まるものは見つからない気がしており、大体は70%位のものを見つけた時に即断出来るかが1つ賭けになりそうな気がしています。
因みにこうした即断の時の成功率(買って飽きない、後悔しない、あとで大正解に思えるもの)は体感値でその中の3分の1位。
今吟味して買うべきか、大刀剣市で出物に掛けて資金を温存しておくべきか。
本当悩ましいところです…。
それはそうと今年も既に海外コレクターの方も既に多く来日されていて国内の刀剣店を周られているようです。
私も友人に会うので何か買ったかなど色々聞いてみようと思います。
国内外皆さん熱心ですね。
皆さん素晴らしい刀や刀装具との出会いがありますように。
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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