剣(両刃)の拵の色々
剣の拵といえば三鈷剣を私は思い浮かべるのですが、調べてみると実に様々な拵があったので紹介します。
①宗教を感じさせる物
剣自体が元々は宗教の儀礼物や祭器として重宝されていた事から、宗教みを感じるのはごく自然の事ですが、中でも拵だけを見ても宗教みを感じるようなものは、恐らくこちらの三鈷剣ではないでしょうか。
②宝剣みを感じるもの
剣は神社仏閣に奉納されている宝剣もとても多いです。
ここで言う「宝剣み」というのは装飾が豪華で神聖みを感じるもの、という意味で使用していますので御理解下さい。
以下は神宝として八坂神社に納められた3振。
いわゆる飾剣の派生のようにも個人的には思えます。
③飾り気の無いシンプルなもの
豪華な装飾を避けてシンプルに作られているような拵です。
主に江戸期から幕末にかけてよく見られる気がします。
④明治頃と思われる装飾の派手な物
明治あたりの超絶技巧をもって製作されていそうな、豪華な蒔絵や立体的な彫金物が付いているような凝った拵もあるようです。
⑤終わりに
剣にまつわる神話はとても多く、また古来から武器としてよりも宗教的な意味合いを持った物として大切にされてきた物であるだけに、その拵も凝った物が沢山あるようです。
私自身、剣(両刃)の拵と聞くと三鈷剣のみのイメージしかなかったのですが、今回調べて見て非常に勉強になりました。
剣に限らず刀装も非常に面白いですね!
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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