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「卓上刀箱」及び「卓上短刀箱」の改良 2022年10月~11月頃完成予定

現在製作している「卓上刀箱」と「卓上短刀箱」の改良を行っています。
卓上シリーズは日本刀を省スペースで飾れる展示ケースです。
地鉄の観やすいライトを内臓しています。

地鉄ライト(刃文を見たい場合は別途外部からスポットライト)
地鉄が見やすい

こちらの卓上刀箱と卓上短刀箱ですが、ご使用頂いている中でいくつかご意見頂いており、それらの改良を現在対応中です。
主な改良点としては以下を予定しています。

①フロントパネルの開閉方式の変更
②反射防止対応

②は特殊フィルム(後貼りするタイプの反射防止フィルムではなく、最初から機械貼りする精度の高いもの)の施工という事で値段がかなり上がってしまう話ではありますが、対応する事で刀をかなり美しく飾れると思いますので質を優先した改良に踏み切った次第です。
尚、既に卓上刀箱や卓上短刀箱を既にご購入して下さっている方に限り、改良品の方が良いと希望があれば大幅割引にて販売させて頂く予定です。
(構造が大きく変わるため部品の入替による改良が出来ませんので、パーツのみ個別注文頂く事が出来ません。ご了承下さい)


①フロントパネルの開閉方式の変更

今までは鍵を開けて上にスライドしてドアを外す方式でした。
しかし、取り外したドアの置き場所に困ったりなど開閉が面倒という意見を頂いています。
その為、ヒンジにより扉が手前に開くように修正予定です。

フロントパネルが手前に開くようにする



②反射防止対応

アクリルの映りこみにより刀の写真が上手く撮影出来ないという意見を頂いています。
フロントパネルを上部にスライドする方式では表面がこすれてしまう為反射防止対応が構造上難しかったのですが、開閉方式を変更する事で反射防止対応が可能になります。
こちらも標準装備として付ける予定です。
以下の通り刀箱短刀箱で使用しているものと同じフィルムになりますので、殆ど映り込みが気にならず、写真も綺麗に撮影出来ます。
埃も付きづらいです。(指紋は付くので注意)

・反射防止加工前

・反射防止加工後


③他にも改良予定

他には刀掛け部の形状変更や、刃文ライトの内蔵、漆パネルの適用などいくつか要望を頂いていますので、そちらを反映すべく修正検討中です。
完成は10月~11月を目途に進めています。
進捗はまた当ブログにて書きます。

尚、漆パネルとは以下のようなものです。(今まで卓上シリーズには使用できませんでした)

柄は10種以上あるのでお好みに合わせて調整できます。




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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。


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