こんな刀が欲しい!
皆さんは今欲しい刀はありますでしょうか?
刀は高級品なので頻繁に買うというのはなかなか出来ません。
そして「これだ!」という刀を買っても暫くすると段々と「備前伝の刀欲しいなぁ、大和伝の刀欲しいなぁ」という感じで興味の対象が増えてくる事があるのもまた事実。
辛い趣味ですね。。
私の場合1振目が相州伝の新刀、2振目が相州伝の古刀でした。
結果的に2振とも相州伝になったのは偶然でした。
(新刀になると鉄が流通し始めた事もあり、相州伝と言っても古刀ほど特色が顕著でありませんが、、)
そして新たに興味の対象が・・・。
理想をなかなか全部にまとめて書く事がむずかしいので、刃文と姿に分けて書きました。
①こんな「刃文」をした刀が欲しい
大きなくくりとしては、備前伝の刀が欲しいと思っています。
備前伝は刀の王様と言われるほどに刀工数が圧倒的に多いので、作も沢山ありますが、理想で言えば下の様な刀。
匂い出来の柔らかい刃に乱れ映りが鮮明に立ったような作です。
(写真の作は景光)
(画像転載元:https://yuhindo.com/osafune-kagemitsu-tachi/)
沸出来の刀は光を当てると強く明るく刃文が見えるのですが、ちょっと疲れている時は主張しすぎるというか、もう少しおとなしい刀を個人的には見たくなるので、匂出来の刀に今は興味を持っています。
在銘かどうかは特にこだわりがないので、脇差くらいまで大すり上げされた無銘刀でもこのような刀があればとても魅力的に見えます。
②こんな「姿」をした刀が欲しい
理想を言えば以下のような平安末期から鎌倉初期に見られる優雅な腰ぞり姿の刀です。
基本的にこの姿は生(うぶ)になると思うので、値段がおぞましいことになりそうです。
(画像転載元:https://iidakoendo.com/7528/)
③そんな刃文と姿を組み合わせた刀なんてあるのか?
なんて考えていたら近い作がありました、ありました。
古備前友成。笑
重美でした。
チーン。
④終わりに
理想を追い求めると凄い事になるので、どこかで妥協が必要ですが、こういう名刀にはやはり憧れが出てきますね!
私の場合、最初は新刀の刃が明るくはっきり見える作に惹かれ、次は地景の綺麗な刀に惹かれました。
2年半ちょっとの間で好みがこれだけ変化しているので、今欲しい刀の姿を記事に残しておくことで数年後見た時に「あぁ、こんな気持ちだったんだ」みたいな事が思い返せると良いなと思います。
鑑賞会でお会いした時など、皆さんの好みの変化なども是非お聞かせください^^
今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はハートマークを押してもらえると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを~!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?