鉄鐔は意外に汚れている
鉄鐔は刀の茎同様に赤錆が付きます。
一見あまり見えなくても…
よく見ると赤茶けて見えるところがあります。
こうした所に鹿の角を当てると、赤錆が浮き出てきます。
これをサラシで拭いとると如何に汚れていたかが分かります。
再び鹿の角で擦ると…やはりまた赤錆が。。
しかし今度は赤錆意外にも白い粉も見えます。
これは鹿角の方が削れた粉です。
鹿の角は赤錆は取っても黒錆は取り除かない丁度良い硬さをしていると言います。
故に赤い部分が完全に無くなるまで擦る作業を続けるのですが、この鐔の場合は全体的に赤錆が付いてるのでやらなければならない箇所が多く、これがまた気の遠くなる作業。しかし楽しくもあります。
動画を見ながら片手間でやったりすると長く続けられる気も。
そう、いつか黒く艶やかな錆色をした鐔になる事を願って…。。
(因みに刀の茎も同じ感じで鹿角を用いて赤錆を取り除くことが一般的です)
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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