いざ、根付の世界へ。
根付は江戸時代に流行した「着物の帯に提物を吊るすための留具」でいわばストラップのようなもの。
以下のような感じで使うらしい。
今年の5月に東京で行われていた骨董ショーで以下の虎の根付を見つけてからというものの、こういうちょっとデフォルメされた猫のような虎の根付を探していた。(江戸時代は本物の虎を見た事がなく、多くは猫を基に想像で描いたというから猫に似ていると言われている)
以下の根付も数万円なら買いたいなと思っていたのだが、値札を見ると250万円。流石に根付知識皆無でかつ、ちょっと欲しいという位の気持ちで出せるような金額ではない。
という事でこの場では買わずに似たようなものを暫く探していたのですが、ようやく見つかったので買ってみました。
それが以下。
横谷宗珉にしても安親にしても虎の肩甲骨あたりは強調して大きく作られる事が多いような気もし、そうした作の方が個人的には迫力というか力強さがあって好きです。
この虎もまた肩甲骨が強調されて作られています。
そして後ろを見て驚くようなちょっと猫っぽい表情が可愛らしくクスッと出来る要素も持ち合わせているような気がし、そんなところが気に入った次第。
まぁ相変わらず根付については何も分からないのですが、入口に立ってみた感じでしょうか。
私自身着物は普段着ないので(憧れはあるのですが…)、根付をストラップにして付けてみたいなと思ったり。
現代なら以下のようにベルトに通す方法もあるそうです。
なるほど。
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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