アズールレーン7周年イベントで日本刀爆誕!
今日は「アズールレーン」7周年イベントが八景島シーパラダイスで行われたので行ってきました。
アズールレーンは艦船を美少女に擬人化したゲーム、とでも言えば分かりやすいでしょうか。
「白龍」というキャラクターがいて、彼女をモチーフにした日本刀の製作プロジェクトが6周年の時に発表されたのですが、7周年を迎えた今日、遂にその日本刀が完成しお披露目されるに至ったのです!
刀の製作を手掛けたのは備前長船で作刀されている刀匠の安藤広康さん、刀身彫は柳村宗寿さん、白鞘は橋本幸律さん、鎺(はばき)は中田晃司さん、研ぎは柏木良さんです。
私も日本刀お披露目にあたり、製作した刀展示ケースを貸し出しさせて頂きました。
イベントは12時半からのメインステージで発表されたのでその時の様子などざっくり書こうと思います。
本編は公式のYoutubeで見れますので以下を是非見て頂ければと思います。(動画50:00~)
お披露目の会場となったメインステージ。
伝統工芸コラボステージ「アズフェッショナル~海戦の流儀~」スタート。
まずは今回の白龍モチーフの日本刀が生まれるにあたり、日本刀という物がどのようにして生まれるのかのドキュメンタリー映像が約20分ほど流れました。
刀が玉鋼から生まれる様子、刀身彫や鎺製作、研ぎの事など、刀が沢山の工程を通して時間をかけて完成するものであること、実は1人では生み出せず分業によって生み出される事が良く分かるとても良い動画でした。
そしていよいよお披露目の時。
日陰になっているとはいえ、炎天下のなか野外でどれだけ刀が見えるのか…。不安でしょうがありません。
布を取るのは白龍の声優をされている佐藤聡美さん。
いざ…ズズズっ…
ジャン!
よ、よかった…。
しっかり映り込みせずに刀が見えている…。
野外はとても明るいので、普通に製作したケースだと映り込みが凄く中の刀が反射してしまい見えないのです。
このケースにも反射防止を施しているのですが、あくまで室内向けであって外の太陽光に対してどこまで有効かというのは勿論展示にあたり一度家で実験したものの不安要素でした。
しかし上手くいって本当に良かったです…。
ケースのスポットライトは普段は刃文が軟らかく見えるようにするためオレンジ色の光源を使用しているのですが、今回は野外だったのでオレンジでは見えづらいかと思い白色のスポットライトに変えています。
実はケースを事前にお届けした際に一度この刀を見せて頂いていたのですが、とても清々しい地鉄が美しく、表には上品な玉追い龍、裏には「白龍」の二字が堂々と彫ってあり、力強さと上品さが共存したような刀に感じていました。
その白龍所蔵刀の美しさの一端だけでも会場、もしくは生放送を見て頂いた方々に少しでも届けるお手伝いが出来ていると嬉しいのですが。。
今回の白龍モチーフの刀の製作にあたり職人の方々の話がとくに面白かったです。刀身彫刻をされた柳村さん曰く、職人生活30年の中で一番硬かったそうで、従来の工具では滑ってしまい上手く彫れず、工具をタングステンの物に見直して4ヵ月かけてようやく彫れたようです。
安藤刀匠曰く、白龍の強さが刀に現れたのではないかと仰っていました。笑
何はともあれ無事にお披露目が出来て良かったです…!
イベント終了後すぐにケースの照明は落とされてしまいましたが、沢山の方が今回製作された刀を撮影されていました。
やはり日本刀には人を惹きつける何かがあるのかもしれません。
白龍モチーフの刀はまたどこかで指揮官の方々に見てもらえるような場を設ける予定との事ですので、発表を待ちたいですね!
そしてなんと、安藤刀匠と柳村さんによる小刀が数量限定の受注生産を予定しているらしいです!
こちらも続報が楽しみです。
・終わりに
シーパラは時々遊びに行っているのですが今回はコラボグッズやコラボ食、コラボ花火など園全体でコラボするなどとても大がかりな様子が伝わってきました。
イベント広場ではステージの他にも様々な催し物が行われており、炎天下にも関わらず沢山の指揮官の姿が。
こうしたイベントを通して様々な方に日本刀の良さが伝わると私も嬉しいです。
日本刀の魅力が多くの人に届きますように…!
今回も読んで下さりありがとうございました!
いいねを押して頂けると記事更新の励みになります。
それでは皆様良き刀ライフを!
↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。