8/18放送「じゅん散歩」に霜剣堂さんが登場!
8/18放送の「じゅん散歩」になんと霜剣堂さんが登場していました。
全編見たい方は以下のツイートからどうぞ。
40秒くらいの動画です。
①登場刀剣
・虎徹
虎徹は名前を何回か変えています。
「奥里」→「興里」→入道して「古鉄」→「虎徹」→「乕徹」
その為、この刀は晩年の作であると分かります。
晩年と言っても虎徹は50歳ごろから作刀を始めた(それまでは甲冑師)と伝えられているので、仮に「奥里」銘だったとしても、通常の刀鍛冶であれば晩年と言われてもおかしくない年でもあります。
その年からこれだけ有名になるので、虎徹のバイタリティ溢れる行動力には驚かされます。笑
(一説では73歳で死去)
・来国俊
この来国俊は以前拝見させて頂いたのですが、在銘の特重太刀です。
少し磨り上がっているものの、銘がはっきり残っています。
なんといっても地鉄が最高に良く、澄んだ透明感のある(潤いある)地鉄は山城来派の技量の高さを存分に感じさせてくれます。
拵えも代々伝わってきた物で立派ですね。
このような名刀を見ていると、時々漫画や小説で出てくる「この刀は伝家の宝刀、持つと不思議と切りたくなる妖刀だ!」というような下りが、如何に矛盾している事なのかが良く分ります。
名刀には切りたいとは逆の心を落ち着かせる感情が働くように思います。
「名刀程切りたいという気持ちが無くなる」とも聞いた事があります。
因みに値段は私も知りませんでしたが…
2000万円!
拵えも付いていたので2500万円位を想定していたので思っていたよりは安かったです。(この額を安いと言えるかは置いておいて…)
そして高田純次さん、番組内では「我々素人でも…」と自身で仰っていましたが、来国俊を知っている時点で素人ではありませんし、値段をドンピシャで当てられません。笑
②数日前に海老蔵さんも訪れていた?
数日前に海老蔵さんも来国俊を拝見されたようです。
(画像転載元:https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/image-12617121611-14802458686.html)
(画像転載元:https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/image-12617117862-14802449018.html)
時代劇の撮影でも稀に寄の時だけ本物の刀を使う時があるらしいですが、その時本物を初めて触るようでは遅いらしいです。
事前に本物を感じておく事が演技の深さに繋がるんですね。
海老蔵さんのブログは以下から読めます。
③終わりに
テレビで刀剣が取り上げられると凄くテンションが上がるのですが、日ごろお世話になっている刀剣店がテレビに出たり、自分の行った刀展示会がテレビで流れた時にはもう更にテンションが上がりますね!
刀剣の魅力が拡がり、若い方が刀に興味を持ってくれると嬉しいです。
今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!