見出し画像

GINZA SIXで内田望展と刀など

刀の展示はブログ後半に書いてあります。
そこだけ見たい方は以下から飛んで下さい。


今日は銀座SIXで知人(内田望氏)の展覧会を見てきました。
内田望氏の作る立体作品は面白く好きです。

動物や昆虫などの生物は飛行能力や潜水能力など人間には真似できない特化した能力を生まれながら持っているが、一方で人間は持たざる能力を補う為に科学的技術を生み出してきてそれを補ってきた。
そこに着眼し、人間の生み出した科学技術を生物に組み合わせることで、生物の本来持つ能力を可視化させるという面白い立体作品を作り上げている。

サイの皮は非常に硬いので鎧をまとっているのだろうか。
上の木や鳥の巣らしきものもサイの持つ本来の能力に起因しているのだろうが、何を示しているのだろうか。考えながら見ていると実に面白い。

花も生物であり、花弁1つ1つを部屋に見立てているのもまた面白い。
ライトも点きそうであるがどうだろうか。

きっと有毒な花なのだろう

内田望氏の展示は今日で終わりですが、ギリギリ間に合って良かったです。


・刀の展示

そして銀座シックスでは河内國平さんとその一門の方の日本刀の常設展示がされています。

アンティークの鐔や笄などの展示販売も最近されるようになったようです
無鑑査、高見國一さんの作。河内さん一門の方によく見る丁子スタイルの作な気がします。
河内國平さんの作。相州伝を意識した作でしょうか。匂口の柔らかい作でした。
華やかな拵が付帯しています
特に鐔は加賀象嵌でしょうか。とりわけ華やかです。

以前は見られなかった古刀の販売も。

包真(室町頃の手掻派の作でしょうか?)


以下は茎のアクセサリーかと思いきや茎。
一生をかけて黒錆を育てるというマニアックな楽しみ方が出来そうです。


という事で何かと仕事の折などに立ち寄る事の多い銀座SIXでした。
11/23からは河内國平さんとヤノベケンジさんのコラボ展示「天地以順動」が始まります。

以下の拵など実に現代アートでとても気になる作で、期間中是非見に行こうと思います。

画像出典:「天地以順動」河内國平・ヤノべケンジ 


ヤノベケンジさんは猫が宇宙服を着たような作を製作している印象があり銀座SIX内には大きな猫が天井から釣り下がっています。
現在は銀座SIXの入口にもクリスマス仕様の作品が展示されていました。



今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はいいねを押して頂けると嬉しいです。
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

いいなと思ったら応援しよう!