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現代刀の鑑定書「新作日本刀証明証」

公益財団法人「日本刀文化振興協会」では現代刀工の作品に対して、「新作日本刀証明証」というのが発行されているのをご存じでしょうか?

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上記のように、刀の写真、銘や刀の寸法の他、銃砲刀剣類の登録証番号の記載や刀工自身によるサインまで書かれています。

現代刀(刀工が存命の作)についてはいわゆる日本美術刀剣保存協会の鑑定書というものが発行されないので、今まではその偽物が出た場合、第3者がそれを偽物だと判断する簡易的な方法がありませんでした。
勿論作者は存命なので本人に確認すれば偽物かどうかは直ぐに分かるのですが、面識のない人が刀に刻まれた銘から作者を辿り、作者本人の連絡先を見つけて確認するというのもなかなか容易な事ではないかもしれません。

・証明書発行の仕方

以下の流れで証明書が発行されるようです。
(現代刀を持っていて証明書が欲しい人が対象)

①「日本刀文化振興協会(以下、刀文協)」に問い合わせる
②刀文協が代わりに現代刀匠に直接作品の真贋を確認

費用:3万円(+税)


・注文打ちをした人は関係ないかもしれないが…

注文打ちの場合は刀工の方に直接依頼するので正真に決まっているので問題は無いわけですが、例えばネットなどで現代刀を買った場合、それが正真作かどうかというのは実は分からなかったりします。
現代刀なのでまさか偽物は無いかと思いきや、結構あったりもするようです。いやはや…。

また、注文打ちをされた方でも今は良いですが、例えば孫やその先の世代に刀が受け継がれていった時に、正真かどうかが分からなくなるという問題があるかもしれません。

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・終わりに

作品証明証というのはアートなどでは一般的ですし、刀にも付いていることはとても良い事だと思います。
これから海外ではますます日本刀は注目されていくでしょうし、こういった証明書が効果を発揮するかもしれません。
その為現代刀にこういった証明書が付く事は大賛成ですが、個人的には日刀保や刀文協など似たような団体が複数あり違いがよく分からないので、鑑定書関係は日刀保に全て統一してほしい気持ちは強くあります。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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