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お稲荷様の小さな置物

少し変わった物を購入。
真鍮地の稲荷様の置物です。江戸~明治時代のものではないかとのこと。

稲荷様はもとは五穀をはじめ食物を司る神様で生命の根源を司る命の根の神様(「稲」が「命の根」と言われるところから)とされ、「稲がなる」という所から「稲荷(いなり)」と呼ばれるようになったのだとか。

そして稲作の豊凶は昔から生活や命に直結する大きな関心事だったからか、稲荷様は江戸時代以降広く信仰され、今現在も多くの神社で見る事ができ、更にその信仰の拡がりと共に今ではまるで万能神かのように商売繁盛や厄除、家内安全、など多方面へのご利益があると信仰されています。

・ところで稲荷様はなぜキツネなのか?
どうやら昔の人はキツネを神聖な動物として見ていたらしく、そんなキツネが春から秋の収穫期にかけて里に下りて姿を現し、収穫が終わる頃に山に帰っていく事から、農作を見守る神様(稲荷大神)の遣いのように考えられていたからという説があります。(※他にも諸説あり)


稲荷様についての詳細はこちらのサイトが参考になりますので気になる方はどうぞ。


話を戻して。

これ、実はとても小さいです。
高さ3.3cm、横1.7㎝ほど。
親指より少し小さい位でしょうか。

鐔との比較


まさに場所を取らないお稲荷様。
サイズからも持ち運んで御守りとして使用していたのでしょうか。

小さいながらも顔や台座などはしっかり作り込まれています。
合わせ面らしき部分が見えるので恐らく鋳造でしょうか。

眉毛も面白い形をしていますね
岩のような台座に乗ってます
合わせ面らしき部分が見えるので鋳造だろうか


という事で最近刀装具以外にも、銅碗指サイズの仏蔵獅子の鍋つまみなど、何に使うんだよという謎の小さいものを中心に気に入った物を何となく買っていたのですがまた増えてしまいました。
果たして自分の趣味はどこに向かっているのか…自分でもよく分かりません…。。
これこそ手放す際に困るやつですね。

ちょっと調べてみたら小さな神棚なども沢山あったので、部屋の一角にミニ神棚を作ってそこに置いてみようかなとも検討中です。

画像出典:Creema


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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