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西葛西刀剣市に行ってきました

本日9/6~9/10まで開催中の「西葛西刀剣市」に初めて行ってきました。
「西葛西刀剣市」は美術刀剣松本さんで単独開催されている日本刀や刀装具の展示即売会です。
HPに掲載されていない品なども多数展示されているらしいです。


会場となるお店へ到着。「西葛西」駅から徒歩1分ほど。

店内には刀は数十万円台の求めやすい刀が7~8割ほど(感覚値)並んでいた印象で、重要刀剣以上も数振り並んでいました。
刀装具は数万円の物から100万円位までの物が並んでいた印象です。

刀装具はこのサイズのテーブルが6台位並んでおり、鐔や目貫、小柄笄などかなりの量が楽しめます。


・(折返銘)備州長船盛光

応永備前を代表する盛光の作。映りが判然と立っていました
折り返しているので銘の向きが反対になっています。


・備州長船成家 貞治二年三月日(1363年 南北朝時代)

初めて見た刀工であったが肌の出方が面白い
姿的にも棒映りのようなものからも室町頃と思ったが、重ねも薄く南北朝の特徴らしいです。


・武州下原住康重

室町後期。匂口が沈みごころで刃の冴えた印象は受けづらいが、その分地鉄の様子はとても楽しめた。恐らく5㎝程摺り上げている。


・肥前国河内守藤原正廣

状態も良く小板目の詰んだ精美な鍛えに飛び焼きを交えたあまり見た事のない刃を焼いていた
忠吉系統とは別の分家筋で傍肥前と呼ばれているが本家筋と変わらず美しい地鉄を有していた。
肥前刀はやはり新刀の中でも地鉄が部類に良い気がする。


名刀も見せて頂きました。

・古青江

重要一桁台指定品の古青江。
匂い口が柔らかくふわっとしており、地斑映りのような映りが良く見える。
刃中の働きも豊富で足や葉などもよく見られた。
無銘ではあるものの優美な姿が確認でき、何より健全。


・終わりに

今日は午前中に1時間ほどお邪魔しましたが、偶然にも知っている方とも2名程お会いしました。
聞く所によるとやはり土日が混むようですのでゆっくり見たい方は平日の方が良いかもしれません。
西葛西刀剣市は9/10まで行われていますので、興味ある方は行かれてみてはいかがでしょうか。
尚、製作した短刀用の展示ケースも展示されていますので行かれた方はこちらも是非ご覧ください^^

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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