刃文って何種類ある?
刃文には種類が沢山あります。
刀に興味のない人は恐らく刃文と聞くと以下のような「のたれ刃」を思い描くでしょう。
入門日本刀図鑑(著者:得能一男)の記載を見ると「29」もあります。
この本には記載ありませんでしたが、逆丁子などもあるので、他にもいくつか抜けているものがあると考えれば実際は更に多いでしょう。
今回は上記本から抜粋して紹介します。
①刃文の種類
(「入門日本刀図鑑 著者:得能一男」 より一部抜粋)
②この刃文は何でしょう?
・第1問
・第2問
・第3問
・第4問
・第5問
③答え
第1問:5.中直刃(来国光)
第2問:15.濤乱刃(越後守包貞)
第3問:12.互の目尖り刃(三本杉)(孫六兼元)
第4問:18.片落ち互の目(長船倫光)
第5問:27.皆焼刃(廣光)
④終わりに
比較的分かりやすい写真を並べたつもりですが、実際の刀(写真)を見るとどれだ?という感じで意外に頭を悩まさなかったでしょうか?
刀は一振り一振り姿形が違うので、ピッタリ当てはまる物というのはなかなか存在しないように思います。
大抵は「具の目に尖り刃交え…」のようにミックスされた状態が多く特徴を見つけ出すのが難しいです。
そして冒頭の本の写真を見ると分かると思うのですが、例えば以下の細直刃を見ても、代表工の他に類似工が沢山います。
鑑定会などで難しい所はまさにそのような所で、じゃあどれ?となった時に刃文だけでは判断できません。
そこで姿や地鉄を見る事が判別する上で重要なヒントになってきます。
(まぁそれでも超絶難しく私はまだまだ当てる事が到底出来ないんですが…)
そういえば「日本刀の見方part3刃文展」がこの前刀剣博物館でやっていました。
刃文ごとに実際の刀が並べられており、押形と一緒に展示されていたので初心者の方でも分かりやすい展示に思いました。
以下から展示刀やその他展示物をご覧いただけますので、気になる方はどうぞ。
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