「京のかたな展」レベルの展示会が9/25から始まるようです
9/25〜12/22の期間、東京両国にある刀剣博物館にて過去無い位に凄い展示会が行われようとしています!
それが「特別重要刀剣等指定制度50周年記念 珠玉の名品展」。
言い換えるとまさに「特重の中の特重展」!
(画像出典:「刀剣博物館年間スケジュール」より)
特別重要刀剣(以下、特重)という指定は現在民間の指定品の頂点に君臨する刀になります。
特重の刀は重要刀剣と比較しても更に傑出しており、鎌倉時代のものでも現代刀かと思うくらいの健全度を誇っていたりする事もあってまさに存在自体が奇跡的な物。
特重に指定されるだけでも相当凄い。
刀の登録数約260万振の内、特重は約1400振という数からしても凄さが分かるはず。
その特重の中でも更に優れたものばかりを集める展示会がこの展示会との事です。
なので上澄みの上澄みが並ぶ展示会になるという事です。
刀剣美術8月号の記載を見ると展示会はどうやら3期に分けて行われるようです。時代毎などで分けて展示されたりするのでしょうか。
(画像出典:「刀剣美術令和三年度8月号」より)
一体どんな刀が並ぶのでしょうかね。
特重の中には国宝や重文クラスもあるらしいですが、今回の展示会に並ぶのはまず重要文化財クラス以上と見て間違い無いでしょう。
そしてその殆どが個人蔵と思いますので見逃すともう一生見れないかもしれません。因みに刀は重要文化財の指定が始まった年にはまだ見つかっていなかった名品というのも沢山あります。
これらが特重指定を受けている物と考えてもらって概ね間違いないです。
「特別重要刀剣等指定制度50周年記念 珠玉の名品展」とても楽しみですね!
3回は最低行きたいなぁ…。カタログも出ないかなぁ…。
この興奮しきった気持ちを愛刀を見て落ち着かせよう…。
(8/23追記↓)
誤解される方もちらほらいるので補足しますが、重要美術品や重要文化財、国宝の刀は展示されないと思います。
あくまで重要文化財や国宝に相当する刀が並ぶということです。
特重指定の誕生背景や、当時の重要文化財指定の様子などについて気になる方は以下の記事も合わせてお読みください。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!