「桑名打ち」と聞いて何を連想しますか?
恥ずかしながら私がこの用語を知ったのはつい最近で、最初は伊勢国桑名(村正とかの)で打たれた刀の事をこう呼んでいると思っていました。
実際は幕末頃に桑名で打たれた室町期の備前刀の偽物の事を指すようです。
日本刀大百科事典には以下の様に書いてあります。
また「寒山刀剣教室 基礎編」では以下の様に書かれています。
以下は成瀬関次著『実戦刀譚』 - 偽刀談義 “幕末仕込み”と“桑名打ち”とタイトルのあるブログからですが、非常に詳しく桑名打ちについて書かれていたので引用させて頂きます。
・終わりに
このように今日でも結構紛れている可能性がありそうなのが「桑名打ち」という事が分かりました。
特に末備前の刀など購入する際はこのような物があることを知っておくだけでも少し注意深くなれるかもしれませんね。
因みに桑名打ちをしていた1人、義明斎広房の刀が刀剣ワールドさんのHPにも載っていました。
もしかすると最近オープンした名古屋刀剣ワールドさんでも展示されていたりするのでしょうか。
もししているとしたら一度見てみたい所ではあります。
あさひ刀剣さんのHPにも1振掲載されており、解説も詳細で非常に参考になりましたので是非リンク先から一読される事おすすめします。
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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