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刀展示ケースEDGE⑤ 設計開始

今年中に1つ新しい刀展示ケースを完成させるべく、設計を開始しました。
いつもはデザインを考えながら設計するのですが、今回はデザイナーさんと光の当たり方など事前にモックアップを作り実験しそれを基にデザインを作って頂いたので、私の方でする作業はそれに合わせて実際に組み立てられるように設計していく作業です。


という事で具体的には、まず頂いた3Dデザインデータを展開します。
刀を2振掛けていますが、これはあくまでデータなので実際は刀身と拵の展示を想定しています。

既に出来上がっているように見えますが、これはただ外形だけが描かれたものなので中身は実はスカスカの状態です。
と言っても寸法などは実験の結果を反映した正しい寸法で出来ているので、この形をトレースしながら作れる形にしていくのが設計という感じでしょうか。

黒塗りの部分には寸法を入力しています

完成したのが以下です。

先のデザインデータに当てはめてみると…
以下のようにほぼピッタリ合います。(まぁトレースしているので当たり前ですね)

しかし実際は鋼板で外装を作りますが、鋼板は元は大きな平板(大体はサブロクと呼ばれる914mm x 1,829mmの板を使用)です。
これをカットして曲げたり溶接したりして、この立体的な構造物を作らなければなりません。
このケースは横幅が1400㎜と大きいので、小さな部品を小分けで作り、それを溶接して組み合わせる必要がありそうです。
そして当然ですが、ライトの固定方法や配線経路の検討、背面パネルの取り付け方法やフロントパネルの取り付け方法などこれから1つ1つ考えていかねばなりません。
大体4月くらいにはある程度設計終わらせたい所ですが、他の刀ケースの作もあるので果たしてどこまで出来るか…。
コツコツ頑張ります。
また進捗あればブログに書きたいと思います。
取りあえず進めていますよ…という事だけお伝えしたかった感じです。



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それでは皆様良き刀ライフを!

続き

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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