第3回「刀屋さん見学会」レポ
刀屋さんに入りたいけど勇気がない、刀屋さんで刀を持ってみたいなどの方を対象とした「刀屋さん見学会」も早いもので3回目となりました。
という事で今回も霜剣堂帝国ホテル店で開催しました。
コロナもワクチン接種が徐々に始まっていますが、早く落ち着いてほしいものですね。(帝国ホテルは入る際に検温とアルコール消毒があり、刀剣店内でも消毒する事になっています)
(上記画像は少し前のもの)
今回店舗正面には粟田口と11代和泉守兼定が鎮座していました。
そして今回は店内に展示されている刀の殆どが「脇差」という変わった品揃え!ついに来たのか?!脇差ブーム?!
脇差は刀の1/3位の価格&健全なものも多い、適度な長さで鑑賞時など扱いやすいという実は初心者向けとしてもお買い得品だったりします。(短刀より安かったりする)
そんなこともあり100万円以下で買えるものも多く並んでいました。
・見学会スタート
今日の参加者の方はなんと皆1度は真剣を手にした事がある方ばかり。
いつもはいても1人なので今回は凄い…!
という事でまずは自己紹介をしています。
既にご存じの方もいらっしゃいましたが、まずは刀の持ち方や鑑賞方法、マナーなど1人1人丁寧に教えて下さいました。
刀の姿の見方、刃文を観る時は光をどこに当てると見やすいか、なども刀剣店の方が細かく教えて下さいます。
例えば刀の姿を見る時はなるべく手を前に出して刀を目から離した方が見やすいなど。
実際刃文を観る時は店内を暗くして頂けてたのでかなり見やすかったのではないでしょうか。
地鉄もしっかりみています。
地鉄を見る時はこのように刀身を横にすると見やすかったりします。
(鑑賞会などで横の人と近い時は控えましょう)
因みに地鉄とは以下の事です。表面に模様が見えますがそれを見ています。(模様の出ない刀もある)
その後は刀を置いてどこを見れば刀の健全さが分かるかの講義もありました。これは想像以上に役に立つ知識なので刀を初めて買おうとしている人がいれば、是非まず聞いてほしい内容です。
これを知ってるだけで酷い物を掴むリスクはグッと減ります。
・終わりに
今回も参加者の方に楽しんで頂けたようで良かったです!
店長さんとも仲良くなったので次回からは1人でも比較的入りやすくなったと思います。
是非また近いうちに遊びに行ってみて下さい。
1人だと更にゆっくり刀を見せてもらえますよ^^
最後に今回見せて頂いた刀剣の一部を簡単に紹介します。
藤原国清
新撰組沖田の菊一文字と言えばこの国清の事だったのではと、考えられているようです。地鉄が精美です。
無銘粟田口
流石の粟田口。地鉄に潤いがあり、映りも見て取れました。
次郎太郎直勝
大慶直胤に続く名人と評された名工で、大慶直胤の代作も多く行っていたようです。
無銘千子正重
村正一門という事もあり、茎が特徴的な形をしています。
棟焼きが面白い事に均等に間を開けて4か所ありました。
・次回開催は7/12(月)
次回は7/12の平日開催を予定しています。多分13時ごろ~。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!