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「刀箱、短刀箱」壁掛け手順
現在私が製作している刀展示ケースの最上位モデル「刀箱」と「短刀箱」についての壁掛手順の説明です。
壁掛けには市販されているモニター掛けを使います。
尚、重量物を壁掛けする事になるので、壁の強度のある部分(間柱)への施工が必要です。
そのため不安な方は必ず「テレビ 壁掛け 依頼」などで検索して専門の業者に依頼してください。
①使用するモニター掛け
推奨しているモニター掛けは以下の物です。
耐荷重も申し分なく、組み立ても簡単、薄型で綺麗に施工が可能です。
・刀箱用
・短刀箱用
※推奨品を用いない場合は以下を満たすものをご使用ください。
取り付けが出来なかったり、落下する危険があります。
刀箱用
モニター背面の取付穴ピッチ:縦400mm×横600mm
耐荷重:50㎏以上
その他:角度調整不可のもの(角度固定のもの)
短刀箱
ピッチ:縦250mm×横400mm
耐荷重:30kg以上
その他:角度調整不可のもの(角度固定のもの)
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②壁掛け手順
準備したモニター掛けを壁にネジで取り付けます。
この際に強度のある間柱部分に必ず固定してください。
壁裏一面に補強材(分厚い板)が入っている場合はそのまま施工可能です。
間柱位置を調べるには以下のような「間柱センサー」などがあります。
壁裏にはAC線などが通っている事もありそうした物をネジで傷つけないようにする為にそれらも検知できるものがお勧めです。
また設置後に線が見えないようにする為には、以下の様にコンセント位置をモニター掛けの中心位に配置する事が大事です。(推奨品を使用した場合)
※コンセントを壁に取り付ける作業は感電の恐れがあるので、資格を持った業者でないと出来ません。必ず依頼して行ってください。
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ケース側に壁かけ用のフックを取り付けます。
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コンセントを繋いでおきます。
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壁に引っ掛けて、下側のネジを固定して完了です。
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刀を展示して完成です。
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以下はお客さん宅ですが、刀箱も壁に飾る事で美術館の様に美しく展示可能です。
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何度も言いますが、モニター掛けの施工は少しでも不安があればテレビ掛けの業者などプロに依頼してください。
大切な刀の破損や、怪我に繋がる恐れがあります。
DIYなどで慣れている方は自己責任にて行ってください。
作業自体は難しくありません。
私も自分で行いました。
但し、壁掛け時にケースが落下してケースを破損させてしまったり、壁を破損させてしまったりした場合などは、当然ですが私の方では保証出来ませんのでご了承下さい。
以下は「刀展示ケースmoku」の壁掛け動画ですが、壁掛手順は同じですので、参考までに貼っておきます。
刀箱や短刀箱は私のHPから製作依頼を受け付けております。
興味ある方はご覧ください。
今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)
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