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新しい刀剣所有のカタチ
日本刀の所有と言えば今までは本物の日本刀を持つ事であり、金銭的理由や家族の理解などが得づらい方などは模造刀を持つ人もいるでしょう。
しかし最近これらに加えて新しい「刀剣所有のカタチ」が出てきたので紹介します。
それがこちら。
①つなぎ(木型)で再現された名刀の数々
・大典太光世
大典太さん(1/1)がいらしたので見てください…!! pic.twitter.com/Jt2SUDjkMt
— さいか🐧🐧 (@crescen_s) November 19, 2021
全く同じ姿で職人さんはすごいの舞💃
— さいか🐧🐧 (@crescen_s) November 19, 2021
かまぼこみたいな丸棟も目釘孔の穿ち方も何しろ茎と樋が槌目仕立てで感動しすぎた
えっ「せっかくだから」と銘切までも…?
反りが高いので茎を立てて持つと鋒がこちらに倒れかかってくるように見える 持ってわかる大典太さんの姿
ぴよん、大典太さん😭💦 pic.twitter.com/U8Ni4TOrIe
・薄緑(膝丸)
藤安将平刀匠作
— ひとひら🕊 (@1101_ra) November 18, 2020
薄緑(膝丸)木型
力強く美しく優しい刀のお姿
本日無事お迎えさせて頂きました。
末長く大切にさせて頂きます。
ここに縁を下さった全ての方に心より感謝いたします。#大覚寺#藤安将平刀匠#膝丸#薄緑 pic.twitter.com/RlQLGAADJa
・豊前江
本日無事
— ひとひら🕊 (@1101_ra) October 3, 2021
木型 豊前江を迎えました。
残されたほんの僅かな情報から姿を生み出して頂きました。
木型だからこそ見えてくる事を、末長く大切にしていく中でゆっくり見つけていきたいと思います。
ご縁を結んで下さった方々有難うございました。 pic.twitter.com/rNZVkd5kZU
このように刀身の厚みを肌で感じられるというのは押形では出来ないので、ツナギならではの良さですね!
左が本来より少し重ねを増やしたであろう豊前江の木型。
— ひとひら🕊 (@1101_ra) October 3, 2021
左は私が所有する薄緑の木型です。
豊前江うっす!!!
松井江はこれより薄いと言う事になります。 pic.twitter.com/GpOs47JdrD
・山鳥毛
刃欠けまでしっかり表現されています。
山鳥毛の原寸大木型を手に取らせて貰いました。山鳥毛の雰囲気を触感で体験できるのが楽しかったです✨
— 丸ゆ商会 (@MARUYUsyokai) December 11, 2021
山鳥毛応援団さんが販売を検討してみようかなぁとのことでしたが、需要はどうなんでしょう?
気になるお値段ですが、原寸大の作品だと思うと(個人的には)安いと思う価格帯でした。 pic.twitter.com/tMgQYSz8gY
②刃文の着色も?!
そしてなんとなんと。
このつなぎにスプレーで着色を施してみた職人さんが。
木型にスプレーしただけでどれだけ雰囲気だせるかやってみた。 pic.twitter.com/Kz6FKN6ngs
— 小池 哲 (@bizentakumi) December 12, 2021
映りまで再現されている?!
これはいよいよ本物の刀の変わりに所有欲を満たしてくれる新たなカタチが登場した予感です。
③つなぎ(木型)の注文が出来る場所
このようなつなぎ(木型)の注文は以下から出来るようですので、気になる方は注文されてみては如何でしょうか?!
勿論実際の刀剣を買うよりも遥かに安いです。
着色についてはまだ依頼出来る所が無いように思われますが、今後出てくるかもしれません。
【フローチャートと価格表】 pic.twitter.com/7yZYAnWykM
— 将平鍛刀場ONLINE SHOP (@masahira_online) December 1, 2021
④+αでこんなカタチ
他にも真剣は危ないという理由で家族の理解を得づらい場合は、拵を所持するという手もあります。
(。゜▽゜)最近お気にの拵(こしらえ)なっしー♪ソファやベットの傍に置いておくと落ち着くなっしー♪中はつなぎというペラペラの木刀なので安心なっしー♪刀に興味あるけど真剣はちょっとと言う方にお勧めなっしー♪価格は脇差45000円(小柄別)と短刀35000円、刀と比べると買い易いなっしー♪#日本刀 pic.twitter.com/yoysXIOOZk
— ふなっしー💙 (@funassyi) November 3, 2021
拵には先に紹介したつなぎが入っています。
材質は木なので危険はなく、理解を得やすいかもしれません。
買った本物の拵えに合わせて新しくつなぎを作り着色して刃文を描いて見たり(古いつなぎに着色するのは避けましょう)、先につなぎを作ってそれに合わせて拵を作ったりなんかする時代もこの先もしかしたら来るのかもしれません。
刀身同様歴史のあるものも多いですし(殆どは江戸時代以降のもの)、歴史に思いを馳せる事も出来ます。
1点着色したつなぎを拵に納めて良いかと言う点は、塗料の材質が拵に悪影響を及ぼす事がないか良く調べる必要があるとは思います。
例えば拵に納める際に塗料が削れて悪さをしないかなど。
将来的に本物の刀身を入れた際に塗料のカスで刀身が痛んだりなどはあり得そうですので慎重に。。
拵も自分で新しく作ったものであればどうしようが自分の勝手ですが、昔の物を扱う時には慎重にした方が良いかと。
と色々考える事は多そうですが、様々な「刀剣所有のカタチ」が増えてきそうな流れでとても楽しいですね!
つなぎがどう進化していくのか、これからとても楽しみです^^
今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!