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「神田藤古堂」さんの刀装具展示即売会へ行ってきました!
明日2023/7/22まで神田駅近くにある神田藤古堂さんにて刀装具の展示即売会が行われているので行ってきました!
⭐︎展示即売会のお知らせ⭐︎
— 神田藤古堂 (@toukodo) July 14, 2023
7/18(火)〜22(土)の5日間、当店にて刀装具展示即売会を行います!
刀剣は現代刀を中心に展示しますが、もちろん古刀、新刀、新々刀もございますのでお越しください!
刀装具は期間中セール品を多数出品いたします! pic.twitter.com/8EHWVqY86k
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ダンディでお話ししやすい店主の藤田さん。優しい方なので初めての方も安心して話せるのではないでしょうか!
店内に入ると刀装具の他、刀も少し展示販売されています。
(※店内や商品は許可を得て撮影しております)
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しかし今回は刀装具を見に来たので、さっそく自分好みの刀装具が無いか隅から隅までじっくり探します。
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早速これは…!という鐔が。
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太刀鐔にも見えるが打刀拵に付いていたものであろうか。
耳の側面にも家紋(三つ巴紋、二つ巴、一つ巴)が施されておりとても良い。
最後まで購入を悩んだ1枚。
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良く分からないデザインが象嵌されている。
みちのく鐔と呼ばれるような鐔であろうか。
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江戸時代あたりの作だろうか。格の高い人が付けていた高級品の類だろう。
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金無垢?のような覆輪を巻いており、その覆輪にも毛彫が施されている。鐔の表裏に施された金象嵌や毛彫も丁寧。
まさしく大名家の風格を感じる鐔。やはり伝来品らしい。
金梨子地に家紋の入ったような打刀拵などに付いていそうである。
そして古そうな笄も。
上は古金工極めで、五三桐紋が5つ並んでいる。
薄手の作りで時代が上がりそうに思える。
下の作は無冠とのこと。
牛が活き活きと高く彫られ、笄の裏面は削り取られたのか薄くなっている。個人的には古後藤あたりにも思えたがどうだろう。この辺りの見方はまだよく分からないので自信はない。
笄も欲しいなと思ったのですが、これ以上の沼入りが怖くてやめることに。
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お店中央には昨年に続き、1~3万円のお手頃コーナーもありました。
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この山銅鐔なんかは室町時代ありそうで良い。
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厚みは1㎝ほどあり、アイヌ鐔の類でしょうか。
我こそはという方、ぜひ最後まで完成させてください…!
それにしても最後のような制作途中の鐔を見ると鉄鐔も1つ1つ手作業で少しづつ加工していたんだなという当たり前の事が分かり感慨深くなります。
この1〜3万円コーナーに並んでいる鐔も作る時は相当に時間が掛かって居そうだなと…。
・終わりに
そんなこんなであっという間に1時間半ほど経ってしまったわけですが、その間なんと4つほど欲しい物が見つかってしまうという事態に…。
かなり悩んだのですが、折角なので今まで持って居ない類の鐔を1点購入…!
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それがこちら。
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短刀鐔という事もあり通常の鐔のサイズから見ると凄く小さいですが、鐔の外形や切羽をつけることを想定していないような切羽台のサイズ感であったり、蔦が下から生えているような表現の仕方から想像するに時代も桃山かもしかしたらそれ以上に上がりそうな気も何となく感じています。
神田藤古堂さんの刀装具即売会は7/22(土)迄ですので、興味ある方はぜひ行かれてみては如何でしょうか!
写真に写していない箇所や物も沢山あるので楽しめると思います。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑
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「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。