あぁ、新藤五。
新藤五というと主に国光や国広を指します。
特に国光の弟子は行光、正宗、則重など多くの著名刀工を輩出しています。
自身も国宝3振、重要文化財10振、と粟田口吉光や来国俊と並んで短刀の名手として知られています。
因みに現存作は殆どが短刀です。
(画像転載元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%97%A4%E4%BA%94%E5%9B%BD%E5%85%89)
また、「国光」という銘についても「国が光る」という事で、大名が好んだとも言われているようです。
今回は販売されているものを含め、ネットに掲載されている新藤五を紹介します。
新藤五の特徴は粟田口に似た地鉄の綺麗さ(精良さ)と言われています。
是非そのあたり意識して見てみると面白い発見があるかもしれません。
最近2年の大刀剣市を見る限り相場感(販売価格)としては重要刀剣指定で1200万円~1500万円位の印象でした。
①日刀保指定品
・短刀 国光(第48回重要刀剣)
・コレクション情報(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 国光(特別保存)
・飯田高遠堂(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 国光(24回重要刀剣)
・勝武堂(画像は以下リンクより転載しています。)
盛光堂さんの動画にも出ているようです。
(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 無銘(新藤五国広)(重要刀剣)
・倉敷刀剣美術館(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 国光(重要刀剣)
・真玄堂(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 国光 (特別重要刀剣)
刀剣ワールド財団蔵(画像は以下リンクより転載しています。)
②国指定品
・会津新藤五(国宝)
・ふくやま美術館蔵(画像は以下リンクより転載しています。)
・短刀 国光 拵:金梨地葵紋散蒔絵合口拵(重文)
・佐野美術館蔵(画像は以下リンクより転載)
・短刀 国光 伊達家伝来(重文)
・国立博物館
・短刀 国光 徳治三年(以下切)(重文)
・熱田神宮蔵(画像は以下リンクから転載)
・短刀 国光(重文)
・土浦市立博物館蔵(画像は以下リンクから転載)
・短刀 國廣(新藤五)
・東京国立博物館蔵
③終わりに
12振の新藤五を紹介しました。
ネットに掲載されているものはあらかた探したつもりですが、まだ出てくるかもしれません。
新藤五の地鉄の良さはやはり手に取った時にもの凄く分かると思います。
が、最近はyoutubeなどで高繊細な動画をアップ下さる方もいらっしゃるので、是非新藤五などの名刀(刃文が見える照明で)も見れるとイメージも伝わり良さそうな気もします。
因みに国光は相州伝の祖と言われていますが、地鉄の雰囲気などその流れが行光、貞宗に繋がっていくのが凄く分かります。
ただ正宗が分からない、まさに突飛な存在正宗。
個人的には正宗は古備前よりで、粟田口や新藤五あたりの繋がりをあまり感じません。(実際にかなりの刀が正宗に化けていると思うのでもはや本物の正宗が分かりませんが、、、)
正宗は政治利用で持ち上げられたようにも思えますが、実際に城和泉守などを手に取って見られた方はやはり正宗は凄いという評価をされているので、やはり腕が相当立つ名工なのでしょう。
そしてその正宗の師でもある新藤五国光もやはり素晴らしい刀工に間違いはありません。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!