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「水彩刀剣」刀剣画家 マツヨイさんにお会いしました!

「水彩刀剣」というのをご存じでしょうか?

今まで刀を描写するといえば押形が一般的でしたが、マツヨイさんが生み出したのは水彩絵の具で刀を描くというもの。
その刀を見たマツヨイさんの視点も書かれるなど、人気を博して刀剣雑誌「刀剣画報」の連載にまで採用されている。
そんなマツヨイさんが7/1まで東京ビッグサイトで開催中のクリエイターズEXPOに出展されている事を知り、急遽行ってみる事に。

36°という猛暑日にも関わらず会場は多くの人で賑わっていた
いざ中へ。
クリエイターEXPOはイラストレーターさんや書を書いている人が出展している


そんな中でマツヨイさんのブースを発見!

正面にはTwitterでも拝見した事のある額装された三日月宗近。

三日月宗近の三日月は刃文に現れた三日月状の打ちのけから来ているという事が
イラストから分かりやすい。
実際の三日月宗近の打ちのけ


貴重な原画集も見せて頂けました!
Twitterの写真で見ていたのとは違い、紙の質感が分かり易い。
そしてこれらは適当に描いているわけではなく、なんと寸法を測りながら忠実に描いているとの事。

そしてこだわりはまだまだ感じられる。
例えば金象嵌銘は実際に光にかざすとキラキラ光るように工夫がされていたり、鎺は良く見ると細かい線1本1本が丁寧に引かれているなど、随所からマツヨイさんの刀好き度が伝わってくる。
特に茎の質感が繊細に表現されており、全体的な絵の立体感も相まり見ていて面白い。
押形は平面なので立体感は感じづらいが絵は様々な角度から描けるのでまた違った面白さを感じる。

他にも以下はマツヨイさんの水彩刀剣のパンフレットだが、「かたな生活」と題した刀を持っている人だからこそ分かる日常の一コマが描かれている。
最近は刀の下に敷く布や刀枕も拘って作られている物が多く、SNSでもそれらと愛刀をあわせて撮る事で楽しむ様子も多く見られることから、刀所有者の生活を垣間見える絵になっていてこちらも温かみを感じる。

(マツヨイさんの「水彩刀剣」カタログより)


最近刀装具に嵌っている身として、お気に入りの鐔の絵を是非描いてもらいたいと思い依頼する事に。
どのような角度から見た絵をどういう配置で並べるかなど、詳細な構図も相談しながら決めます。

この後メールのやりとりなどで鐔の写真などをお送りして描いていただく流れになるようです。
完成が今からとても楽しみです^^

という事でTwitterでは3年以上も前からお知り合いでしたが、本日ようやくお会い出来ました。

マツヨイさんが参加されているクリエイターズEXPOは明日7/1まで東京ビッグサイト東展示棟で行われています。
その場で原画も見せて頂けますし、作画の依頼も出来るようなので愛刀を描いてもらいたいなど思っている方は行かれてみるのも良いかもしれませんね!

マツヨイさんのHPはこちら↓


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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