見出し画像

「刀からあなたは選ばれるのか?」展、刀の入替がありました。

今日は日本橋N11ギャラリーで開催中の「刀からあなたは選ばれるのか?」展に16時ごろまで在廊させて頂きました。
お越し下さった皆様ありがとうございました…!

1/24からケースに展示されている刀と、刀選会で鑑賞出来る刀が変わりましたので、今日はその連絡です。



・展示されている刀が変わりました!

左側2つには川崎晶平刀匠の拵付脇差
右側2つのケースには小澤茂範刀匠の脇差と刀

左から順に簡単に紹介です。

①脇差 付:黒呂色塗脇差拵(川崎晶平作)

地にこぼれた荒々しい沸も見所になっています
柄の部分がシュッとした天正拵の特徴が良く出た品の良い拵が付属しています。
鞘が薄造りな点も非常に良い。
小柄は弓矢図でしょうか


②短刀 付:黒呂色塗合口拵(川崎晶平作)

刀身全体に入った地景と刃中に現れた砂流しが見事です
黒鞘の合口拵に出鮫、金目貫、このスタイルは格の高い拵とされています
金無垢目貫とのことで後藤のように見えます。


③短刀(小澤茂範作)

鎺の少し上あたりに映りのようなものが確認出来ます。
柔らかくそれでいて力強い皆焼の世界が展開されています


④刀(小澤茂範作)

長くなればなるほど難しくなる裸焼き。こちらは丁子刃で皆焼ではありません。
是非短刀と刃文の違いを楽しんでみてください。


・刀選会で手に取れる刀も変わりました!

そして「刀選会」に事前申し込みいただくと、川崎さんと小澤さんの作刀された刀を手に持って鑑賞頂けます。
こちらの2振も1/24から変わっています。
直接作者の方から解説頂けるまたとない機会ですので、興味ある方は是非お申込みください。
(申し込んだら買え!なんて事は当然無いのでご安心を。笑)

ダンディな川崎刀匠

刀には手に持って分かる良さや楽しさがあります
ケース上で刀を綺麗に見せる努力は勿論していますが、やはり自分の手に取って好きな角度に動かしながら鑑賞した時に見える刀の情報量には到底及びません。私が言うのもなんですが。。

手に取るとこんな感じで見えるんですよ^^

小澤さんの短刀は燃えるような皆焼の世界が堪能できます。

刀選会にお申込頂いた方は2階へ行けるのですが、2階には実は「刀展示ケースmoku」も展示しています。
申し込まれた方はこちらも是非チェックしてみてくださいね!
こちらの刀も手に取りたい!とお願いすれば見せて頂けるかもしれません。



・終わりに

小物グッズもかなり好評なようで在庫も残り僅かとなってしまったようですが、本日ギャラリーに行ってみると小澤さんの刀ネックレスが2個追加されていました!

し、しかも焼き刃っぽいものが入っている?!
今日は小澤さん不在でしたのでまたお会いする1/27に真相を聞いてみようと思います。



今回も読んで下さりありがとうございました!
面白かった方はいいねを押して頂けると嬉しいです。
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?