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刀展示ケースEDGE⑪光源の設計修正など

今年に入って本格的に製作している「刀展示ケースEDGE」の進捗としては現在職人さんによる背面と土台製作の完成を待っている状況なのですが、その中で気になる点の設計修正をいくつかしています。
今回は光源部分の設計修正の話です。

上の写真が試作機組立時の様子ですが、ライトを付けると「光源の線」が出てしまっています。以下の赤丸部ですね。
背面パネルのデザイン次第では取り付けた後に目立ちにくくなるかもしれませんが、やはり気になるところです。

これは光を当てる際に反射防止フィルムに隙間から漏れた光が当たってしまっている事が原因かと思われます。

そこでその隙間を埋めるようなものを実験的にダンボールで製作してみます。

詳細は書けませんが、右半分にダンボールを貼り付けて隙間を埋めてみたのが以下です。

上手く光を遮ったと思ったのですが、光の形状が変わって少し残ってしまいました。
そこでダンボールの形状を少し変えてみます。

写真で分かりやすくする為、右側に貼ったダンボールを一度剥がして、形状を変更したものを左半分に貼ってみました。

今回は良い感じで消えてくれました。
この形状なら上手くいきそうです。
という事で後はこのダンボールの曲げの角度などをもう少し正確に測りながら作成してサイズ感などを微調整しながら形を設計に落とし込んでみようと思います。

設計修正のやり方は色々ありますが、今回のように実機がある場合は実際に色々実験出来るので、今回のように例えばダンボールを5mmづつ短くしていき丁度良い大きさを微調整して探りながら修正する事も多かったりします。

あと気になるのはこの光のラインですね。

こちらも材質を変える事でもう少し見えづらく出来る気もしますが、こちらは刀の刃文の見え方や背面デザインの見え方にも影響してくると思うので、完成して展示確認した後に検討してみようと思います。


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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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