日本刀を運ぶのに便利!意外なおススメケース
鑑賞会に刀を持って行ったりなど刀を運ぶ際に、皆さんはどういったケースを使っていますか?
刀を運ぶ際によく使われるもの
よく使われるのは、専用のケースや居合刀ケース、アルミケース、短刀など短ければ直接鞄に入れたりしてる人もいるのではないでしょうか?
①専用の刀ケース
刀剣商や鑑定会で刀を準備する人など、刀を沢山運搬する必要のある人が使うケースです。
刀は沢山入りますが、クッション材などは特に入っておらず、ただ布で巻いてあるだけですので地面に置く際は注意しないと、振動が直接白鞘に伝わる恐れがあります。
また、布なので雨に弱いというデメリットがあります。
②居合刀のケース
刀は一振り位しか入りません。
表面が合皮だったりするので雨には若干強いですが、クッション機能はほぼ無いので①同様、地面に置く際は注意が必要です。
③アルミケース
刀匠さんが良く研ぎに出されたりする際に運搬するのに使用されています。
雨や衝撃に強く非常に安全ですが、ごついので運搬が少し大変です。
加えて外から貴重品を運んでいるように感じられる(盗難リスク)のがネックでしょうか。
私が使っているおススメの刀運搬用ケース
ずばりこれです!
ロッドケース(釣り竿用のケース)ですが、一見ポスターや図面などを丸めて運ぶ用のケースにも見えます。
良いポイントは5つ!
①防水なので突然の雨にも安心
②中敷きに2cm位の分厚いスポンジがあり、地面に置く時に刀に衝撃が伝わりにくい(スポンジは底面と天面両方に付いています)
③伸縮(内寸:83cm~143cmの範囲)出来るので、様々な刀の長さに合わせられる
④外から刀(貴重品)を運んでいるように見えない
⑤軽い(約1kg)
もう良いとこづくしです!
普通の釣り竿ケースも良いのあるんですが、個人的には釣りをしているように見えないこちらが好きです!
特に女性の場合、釣り竿ケースを持って歩くよりも、よく美大生やデザイン専門学生が持ってるような筒タイプのケースの方が違和感なく持てそうです。
リンク貼っておくので興味ある方は覗いてみてください。
似たような商品で以下のようなポスター用のケースがあるんですが、
中敷きの分厚いスポンジが無いので、上記の「プロックスラウンドハードロッドケース」の方がおすすめです。
100均などでスポンジを買ってきて自分で敷けば下のも良いかもしれません。
刀運搬時の注意点
①運搬ケースに入れる際、刀の向きに注意!
ケースに刀を入れる際は柄(持ち手)が地面側になるように入れてください。(柄の重い太刀拵えを入れる際は特に)
逆にしてしまうと、振動が加わった際に「刀身を含めた重量」が鯉口に加わる事になり、ハバキが無理やり鯉口に押し込まれてしまい、乾燥した時期によっては刃が抜けなくなったり最悪鞘が割れる可能性があります。
その点、柄が地面側になると振動で鯉口に加わる衝撃は「鞘」の重さだけになるのでハバキが無理やり鯉口に押し込まれる事はなくなります。
②銃砲刀剣類登録証の所持を忘れずに!
これが無いと銃刀法違反になり捕まります。
刀を持ち運ぶ際は必ず携帯しましょう!
③銃砲刀剣類登録証は刀に巻きつけず、別で所持しましょう!
普通刀に登録証を巻き付けている人が多いかと思いますが、刀がいざ盗難された時のリスクを考慮し、登録証は財布に入れるなど刀と一緒にしないで持ち歩くのがおすすめです。
刀と登録証セットで盗まれてしまうと手元に戻ってくる可能性が限りなく低くなりますが、登録証を持っていればなんとかなる場合があるそうです。
最後に
今回は私のおすすめを書きましたが、他にこんなの良いよなどありましたら是非教えて頂けると嬉しいです^^
刀を買うとそれに付随する買い物をするのも楽しみになりますよね!
(お手入れセットとか刀枕とか鑑賞時刀の下に敷く布とか)
物が溢れている時代だからこそ、自分だけのオリジナルの道具を考えてみるのも面白いかもしれません。
それでは皆様良き御刀ライフを~!
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