島津正宗、結局どちらが正しいのか実は簡単に分かるのでないか説
完全に個人の説ですが。
今日から名古屋刀剣ワールドさんで伝正宗はじめ平安時代の名品や皇室ゆかりの刀の展示が始まるようです。
さてこのチラシに展示されている拵は島津正宗の拵とされ、少し前に刀剣博物館の展示「正宗十哲展」でも展示されていた事は記憶に新しいです。
その際にこの刀が島津正宗の特徴と一致する部分が多いとの事で、新事実として注目されていました。根拠などは以下にまとめています。
しかし今回のチラシには「島津正宗」の文字が見当たりません。
島津正宗は享保名物なので書いた方が注目度も上がりそうなものです。
それを敢えて書かないのは、京都国立博物館と真相について折り合いが出来ていないという事でしょうか。
この辺り関係者ではないので一切分かりませんが、主になぜ意見が割れているかといえば、参考にしている押形が異なる点や、本阿弥家富帳に残された島津正宗の鑑定記録と京博の物は合致しないという点。
ただ1つはっきり分かっている事は拵は島津正宗のものと完全に一致している、という事。
であれば京博所蔵の従来の島津正宗と、名古屋刀剣ワールド所蔵の島津正宗を拵に取り付けてみればはっきりするのではないだろうか。
幸いというか両者の目釘孔の位置は異なっています。
シンデレラのガラスの靴のようにぴったり拵に納まる方が本物の島津正宗という事で。
という事で完全に個人の意見ですが、島津正宗の真相をはっきりさせるのは割と簡単なのではと思った次第です。
その時の様子など是非ライブ中継してほしいものです。
島津正宗発見時に全国ニュースになったようにまた全国ニュースで盛り上がりそうな…。
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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)