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2022年4月の記事一覧

鐔を利用した色々な商品

鐔を利用した色々な商品

鐔を用いた面白い商品がいくつかあったので3つ紹介します。

①鐔ベルトバックルに鐔を付けた特別仕様。
分かります、これは刀好きが付けるやつですね。
ちょっと欲しいですがふとしたタイミングでばれた時に少し恥ずかしい。笑
将来的にここにお気に入りの鐔を装着出来て、触りたい時にいつでも触れるようになったらこれはもう数奇者の世界。
大切な鐔を落とす未来しか見えないが…。

②鐔時計こちらも何ともユーモアが

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ダイソー製のフックで鐔を手軽に飾る

ダイソー製のフックで鐔を手軽に飾る

現在、鐔用の展示ケースを製作しているのですが、鐔の固定方法というのが実は一番悩んでいる所でして。
この辺りもう少し検討に時間が掛かりそうなのですが、デザインや構造などは概ね固まってきました。(鐔用展示ケース製作の方向性などについてはこちらの記事をご覧下さい)

今回は取りあえず鐔ケースのサイズ感を確認する為に、箱を作ってみました。
20㎝×20㎝のサイズ。サイズ感は引き続き検討中です。

入札鑑定を集計したメモがあれば鑑定刀をイメージできる説

入札鑑定を集計したメモがあれば鑑定刀をイメージできる説

今回は入札鑑定の集計表(上級者の方々のもの)を見るとその刀がどういった姿をしているのか、どんな刃文をしていて地鉄がどうで…のような事がイメージできるのではないかという事を思いついたのでその検証です。
まぁあれですね、実物を見るのが叶わない時のイメトレになるかと。

以下は盛光堂さんのYoutubeで流れていた動画のキャプションに文字を追記した物です。

このメモは鑑定会の先生が入札鑑定に挑戦したA

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刀装具鑑賞用に大き目のルーペを買ってみました。便利

刀装具鑑賞用に大き目のルーペを買ってみました。便利

以前持ち運びもしやすい小型のルーペを購入したのですが、自宅で鑑賞する時には少し見づらい事と、のぞき込む時に自分の頭で天井からの光を遮り手元が暗くなって見えづらいという問題があり、大きめで手元LED付のルーペを購入して見ました。
レンズは大きい方が直径7.5㎜位、小さい方が直径18mm位です。

以下のようにライトが付きます。

大きいレンズが6倍、手元の小さいレンズが25倍です。
手元レンズにもL

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4/16日刀保東京都支部 鑑定会 惨敗に終

4/16日刀保東京都支部 鑑定会 惨敗に終

今日は3か月に1度の日刀保東京都支部の鑑賞会でした。
3か月前は行けなかったので、今年初参加です。
東京都支部は毎回素晴らしい刀や刀装具が並ぶのでとても楽しくまた勉強になります。
鑑賞会に並んだ刀装具は室町時代に足利将軍家に仕えた後藤家上三代(祐乗、宗乗、乗真)の作が、刀はそれに合わせて室町時代1395年~1550年頃(応永~天文)までの作が並びました。

・鑑定刀の振り返り

という事でまずは今

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刀の沼、刀装具の沼

刀の沼、刀装具の沼

さてどうしたものか。
刀の沼も恐ろしいが。
刀装具の沼も恐ろしい。

刀は1振1振高いので、刀を買うのは銀行口座にロケットランチャーを撃ち込むようなイメージなのだが、刀装具は刀に比べると1つ1つが安いので、マシンガンで銀行口座を撃ち抜くようなイメージだろうか。

刀はあらかじめ大きな金銭ダメージを想定して覚悟を持って購入出来る気がするのだが、刀装具はあれもこれもと買っているうちに気が付けば塵積で致

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「映り」を鑑賞する時の光の当てる位置

「映り」を鑑賞する時の光の当てる位置

刀には「映り」と呼ばれる働きがあります。
これは刃文の匂口と鎬筋の間位に現れるもので、刀鑑賞に慣れていない時は捉えるのが少し難しかったりします。
(実際には目では捉えていても知識として知らないので見逃してしまう)
この映りを見る時のポイントについて今日はお話します。

「光の玉の位置」に注目して下さい

まず刃文を見る時の光の当てる位置です。

次に映りを見る時の光の当てる位置です。

志々雄真実の無限刃が実在?「海部刀」

志々雄真実の無限刃が実在?「海部刀」

「るろうに剣心」で出てくる志々雄真実が使用している無限刃。
ノコギリ状の刃には今まで切ってきた人の油が染み込み、そのノコギリ状の刃を鞘走りさせることで摩擦熱により刃に染み込んだ油が発火、そのまま斬る技「壱の秘剣 焔霊(ほむらだま)」は超有名。

(画像出典:漫画「るろうに剣心(和月伸宏)」より)

こんな志々雄真実の無限刃のようなノコギリ刃が付いた日本刀が実は実在しました。
それが海部刀(かいふと

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刀剣本は復刻されてタイトルが変わっている事があるので注意

刀剣本は復刻されてタイトルが変わっている事があるので注意

昨日「珍刀、奇刀、掘り出し刀」という本が面白そうだったので購入して読んでいたところ、「あれこれどこかで読んだことあるぞ…?」という感じになっていたのですが、実は近年新しく出版され直した物を既に持って読んでいたという。笑
こういう事態は過去にもあり結構紛らわしいので紹介します。

①「ドキュメント日本刀の買い方」→「ドキュメント日本刀の買い方(価格改定新版)」まずは比較的紛らわしくないものから。

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日本刀の事件がまたありましたね…

日本刀の事件がまたありましたね…

昨日また日本刀を用いた事件が起こったようです。

焼き肉店の駐車場で車のドアを開けたところ横の車に接触。
ぶつけられて怒ったドライバーがトランクから日本刀のようなものを取り出して突きつけたり切りかかろうとした、という事件。
使用された刀が本物かは分かりませんが、何はともあれ怪我が無くてよかったです。

日本刀を用いた事件は過去に何度か起こっており、2021年8月には日本刀で息子の腕を切りつけるとい

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刀を買った後の行動に「SNS投稿」が加わっているのは興味深い

刀を買った後の行動に「SNS投稿」が加わっているのは興味深い

少し前までは刀を買った後の楽しみというと、①秘蔵して自分だけで楽しむ、②仲間内の親しい人達の間で見せ合って楽しみを共有する(自慢し合う)、という2点が主だったかもしれない。
(昔の事を私が知っているわけではないのであくまで本などを読んでの想像でしかないのですが…)

しかしSNS登場以降の現代においては、これに加えて③不特定多数の人に刀を見せる(自慢する)、という傾向が加わっていると感じます。

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