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棘下筋萎縮チェックしてますか?

新年度になり

・子供が保育園

・妻が仕事復帰

とガラッと変わりました。

僕としては日中の仕事時間がかなりとれるので、これまで以上にガンガン攻めれます笑

うまく仕事とプライベートのバランスは取っていきますが.....

はじめに

オーバーヘッド動作を行うスポーツにおいて、棘下筋萎縮は比較的発生しやすいことは昔から言われてきました。慢性の疲労性疾患のためジュニア世代より競技年齢が高い大学生や社会人、特にトップレベルのバレーボール選手に多く、男女ともに発生しています。


スポーツの種目的には、オーバーヘッドスローイングを行う種目バレーボールのアタッカーや野球のピッチャーに好発し、テニスのサーブ動作バドミントンのスマッシュ動作ハンドボールのスローイング動作やり投げなどで発生しやすいと言われています。

発生要因

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投球やスパイク動作の加速期で肩関節外転・外旋位から加速して、フォロースルー期で屈曲・内旋方向の急激な減速運動が行われます。


棘下筋萎縮の原因として棘下筋の急激な遠心性収縮により伸張で筋ダメージ重症例では肩甲上神経の絞扼が起こると考えられています。


報告では、肩関節外転・外旋により肩甲上切痕で絞扼されやすく、投球動作ではコッキング期から加速期にかけて肩甲上切痕で緊張状態となります。


また、肩関節内転・内旋により棘下切痕で牽引を受けやすく、フォロースルー期には肩甲棘基部で障害が発生しやすいと言われています。


加えて、肩甲上神経が肩甲上切痕で障害を受けると棘上筋と棘下筋の両者に麻痺が生じ、肩甲棘基部で障害されると棘下筋単独の麻痺となると言われています。

健康上神経障害、投球時.001

さらに、別の報告では、バレーボールのスパイク動作での肩甲上神経の障害部位は、

①肩甲上靭帯での神経の係留
②肩甲棘基部(spinoglenoid notch)の係留
原因は
(1)肩甲骨の下制
(2)肩関節外転・外旋あるいは外転・内旋動作

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