股関節障害におすすめエクササイズ6選
七夕に二人目の子供が生まれましたー。今回は立ち会いができたんですが、妻の偉大さに感謝しか生まれませんでした。
今後出産予定の方はぜひ立ち会うことをお勧めします笑
股関節の構造について
例えば、膝関節では、平たい板同士が向かい合い、それを靭帯で止めている構造になっています。
つまり、骨で止めているというより軟部組織で固定されます。股関節の場合、膝などと比較して、関節のくぼみに骨頭がしっかりとはまり込むボール&ソケットと呼ばれる構造になっています。
多少の遊びはありますが、他の関節ほど動きの幅があるわけではありません。
股関節が痛くなる原因は色々と考えられますが、初期では、インピンジメントの痛みが多く起こります。
FAI(femoroacetabular impigement)が代表的ですね。ボール(骨頭)の形やソケット(臼蓋)の形には個人差があります。
ボールが完全な球体であったり、ソケットがお茶碗のように真円になっていれば簡単ですが、そうではありません。
骨頭がゲンコツのような形であったり、正面から見たら円でも斜めから見ると楕円になっていたりします。これらが原因にもなり骨同士がぶつかる状態になっています。
例えば、開脚前屈をしたとき、開脚がうまくできない人がいます。それは運動不足などで股関節回りの軟部組織が拘縮を起こしているのかもしれません。しかし、全員がそうかというと違いますよね?
関節の形には個人差があり、それにより「左右差もある」ということを教えられるべきですよね。
そうしないとその人の限界以上に可動域を無理やり広げることになり、インピンジメントを引き起こしてしまします。
また、無理やり可動域を広げようとすることで脱臼しようとする力も加わり、関節包を傷つけてしまうかもしれません。
これでは、怪我を予防するためにと思ってしていることも、障害を生んでしまう可能性が高くなりますし、運動やケアへの懸念を生む可能性を生んでしまうかもしれません。
そういった「見極め」も必要ですが、それは自身での可動域チェックや整形外科的テストを組み合わせるだけでなく、レントゲンを撮ってもらったり、他のセラピストへの相談が必要になることもあるかもしれませんね。
しかし、股関節は動きの幅を作る関節です。あらゆるスポーツで大きな角度で動きます。
もし、股関節が10°や20°しか動かないとしたらかなり窮屈な動作しかできませんよね。よって、股関節が大きな幅で動く必要があります。
ここから先は
Physio365〜365日理学療法学べるマガジン〜
365毎日お届けするマガジン!現在1000コンテンツ読み放題、毎日日替わりの現役理学療法士による最新情報をお届け!コラム・動画・ライブ配信…
整形外科疾患の知識、筋膜の基礎、自費整体のリアルなどを週1回お伝えします!