![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74553352/rectangle_large_type_2_ca7bfbd75a1e902003724143f0873a5a.png?width=1200)
腰椎分離症復帰基準を考える5段階の評価
先日、障害者グループホームに見学に行ってきました。
オーナーさん、管理人さんの話を直接聞いたり、施設の中を見学させてもらい、本だけでは分からないことも多くとても勉強になりました。
今後、障害福祉分野の勉強も始めていきます。
制度って難しいけど、ルールなのでしっかり把握しておく必要はありますね。
今回の内容は障害福祉とは関係なく、いつも通り整形外科疾患の内容です。
アスリートを悩ませる疾患の1つの分離症についてです。
今回もよろしくお願いします!
腰椎分離症の疫学
成長期(小学校高学年から高校生)のスポーツ選手が長引く腰痛を訴えた場合に腰椎分離症を疑うことは多いと思います。
報告によると、一般的には5%ほどしか発症しない腰椎分離症もスポーツ選手となると15〜40%とも言われています。
好発年齢は12〜17歳の男子に多いという報告や腰椎分離症の3割が学童時期であり、成長期スパートの早い女子が1/3以上を占めていたという報告もあります。
また、腰痛で受診した半数の小学生は分離症であったとの報告もあり、学童期でも注意が必要になります。
学童期の分離部の問題点としては、片側受傷時に対側が偽関節になっている割合が多く、潜在性二分脊椎の合併が多いことなど、骨癒合阻害因子を抱えている可能性があったり、終末期分離症の歓声が2次骨化核出現前では、約80%で将来すべりを生じるのでかなり注意が必要ですね。
骨癒合が期待できる場合でも、できない場合でも適切な保存療法によりスポーツ活動が再開できると思うので、今回は、より簡便に臨床で運動療法を進めるための指標となる評価法をご紹介したいと思います。
痛い分離症と痛くない分離症
1)疲労骨折の痛み
腰椎分離症は「初期」「進行期」「終末期」の3期に分けられます。
CT画像でも初期では淡い骨吸収像のみで、明瞭な骨折線というよりは、長管骨の疲労骨折同様、骨吸収が部分的に見られる時期となります。
進行期になると骨折線がほぼ全周性に及ぶ、いわゆる分離状態(完全骨折)となります。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54856701/profile_4667d5d63c1c21ed4208203624f47f93.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
Physio365〜365日理学療法学べるマガジン〜
365毎日お届けするマガジン!現在1000コンテンツ読み放題、毎日日替わりの現役理学療法士による最新情報をお届け!コラム・動画・ライブ配信…
整形外科疾患の知識、筋膜の基礎、自費整体のリアルなどを週1回お伝えします!