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投球開始の目安になる評価と回旋筋トレーニング

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はじめに

今まで投球障害についていくつかお話をしてきました。


ある程度機能改善がなされ投球を開始する際に、皆さんはどのようにして投球開始のタイミングを決めていますか?


痛みがなくなったら?ROMが改善したら?筋力?等々…


ROMや筋力、痛みなどを総合的に判断してキャッチボールを開始、痛みがなくなれば徐々に距離や投球数を増やしていく方が多いと思います。


その中で、主にいざ投球を開始する際に根拠となる評価があればセラピストは自信を持って投球開始に踏み切ることができると思います。


そこで今回は、投球開始の目安となる評価とアスリート向けの回旋筋トレーニングをご紹介したいと思います。ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです。

投球動作によるストレス

以前も少しお話ししましたが、投球中の加速期には肩関節の角速度は7000°/sec以上になると言われており、減速期では、肩関節に体重の108%もの牽引力がかかると言われています。

投球フェーズ

筋電図で、徒手筋力テストによる筋活動を最大随意筋力(maximam voluntary isometric cantraction:MVIC)として各筋の投球動作中の筋活動(%MVIC)を求めた研究によるとlate cooking phaseでは棘下筋に約74%MVIC小円筋に約71%MVIC、acceleration phaseでは肩甲下筋(上部1/3)に約115%MVIC、deceleration phaseでは小円筋に約84%MVICの筋活動がみられたとの報告があります。

カフ 投球時%MVIC.001

投球動作中に肩関節にかかるストレスを考えると回旋筋腱板のコンディショニングを整えておくことは重要ですよね。

回旋筋腱板だけで求心位保持を行ったり、投球動作を支えているわけではありませんが、今回は回旋筋腱板についてお話しします。

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