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【エラーに注意】頸部深層筋エクササイズ3選

今日ワクチンの3回目なので今か怯えてます。

1回目、2回目かなりしんどかったので、寝込むことがほぼ確定しているので、徹夜で仕事しました笑

土日は仕事を全くせず、ずっと寝てようと思います!

はじめに

頸椎は腰椎と並び整形外科疾患の多い部位です。2012年に日本整形外科学会の調査で1,442施設に対して整形外科の新患調査を行った結果、脊椎・脊髄疾患が全体の31.9%を占め、そのうち腰椎疾患が18.8%と最も多く、頸椎は10.4%と報告されています。また、脊椎・脊髄だけでみると腰椎59.1%と最も多く、次いで頸椎32.9%と2番目に多いと報告されています。


つまり整形外科で脊椎・脊髄を診る上で頸部を担当する割合は高くなりやすいです。


病院勤務の時も交通事故で首を痛めて、病院や接骨院を転々として自分の病院を受診されている方を担当することもあったので、自由診療や開業をされている方でも首の割合は割と多いのではないかと思います。

頸部の特性

頸椎は、体重の約10%を占める大きな重量がある頭部を支えるために身体の最上部において安定的に支持する必要があります。

一方、頭部には視覚、聴覚、嗅覚といった重要な感覚器官が集中して存在するので、これらの器官を最大限機能させる大きな可動域を持ち、繊細かつ協調的にコントロールする運動性が必要になります。


このように頸部は身体の最上部の頭部を安定的かつ協調的にコントロールする機能といった安定性と運動性という相反する機能を担っていることになります。

頸部の筋

頸部は機能的に役割を遂行するために大小様々な筋が多数存在しています。
頸部の筋は、表層にある浅頸筋と深層で頸椎の両側または深頸筋に分けられます。


また、頚部後面の筋は背部の筋に分類されており、浅背筋深背筋に分けられます。


表層の筋は大きく長い筋が多く、レバーアームも長いことから、関節運動を生じさせることに優れた構造と走行をしています。


一方で深層の筋は、骨や関節に近い位置に存在し、小さく短い筋が多いです。レバーアームも短いので関節運動には不利な構造や走行をしていますが、深層筋はより関節に近い位置に存在することから、関節の安定性に寄与していると言われています。


つまり、深層が安定化機能を担当し、表層が機能面を担当することで効率的で滑らかな関節運動、身体運動が可能になります。

○頸部深層筋

・前方
頸長筋、頭長筋、前頭直筋、外側頭直筋
・後方
後頭下筋群(大・小後頭直筋)、上・下頭斜筋

○特徴

・頸長筋、頭長筋:頭頸部の安定、頸部屈曲、頸部前弯を立て直す作用
         頸椎の安定化に重要
・前頭直筋、外側頭直筋:環椎と頭蓋底との間に位置。
            環椎に対する頭部の屈曲作用
・後頭下筋群:軸椎から環椎または頭蓋骨へつながる4つの筋により構成
       一側性;頭部の回旋と側屈作用
       両側性;上位頸椎に対する頭部伸展作用

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