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膝窩部痛の原因と有効な筋膜ポイント

こんにちは。今年は雪が多く、先日雪かき中に膝窩部を痛めました笑

3日ほど歩行時痛があり、体の使い方の重要性を再認識しました。

なので、今回は膝窩部痛について書いて行こうと思います。

臨床で膝屈曲時に膝窩部痛はよく経験すると思います。

膝窩部痛は、膝関節疾患に多く見られ、その原因の探索は臨床上重要です。

原因については、腓腹筋内側頭の折りたたみによる圧迫や膝窩筋の伸張が言われています。

また、膝関節の外側では、膝窩筋の圧迫は起きないという一方で、ファベラ(種子骨)が存在する例では、ファベラが膝窩筋を圧迫することにより起こる疼痛もあると報告されています。


今回は、膝窩部痛の評価とそれに対する筋膜ポイントのご紹介をしていきたいと思います。

膝関節の基礎

そもそも膝関節(脛骨大腿関節)は平な高原部に丸い大腿骨大腿骨が乗っかる形になっているため非常に不安定な構造です。


それを周囲の組織で補強することにより安定性を保っているのです。

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しゃがみ動作や歩行、膝関節の屈伸動作で膝窩部に痛みが生じるという人はしばしばいます。


さらに単に膝窩部痛と言っても外側にも内側にも中央部にも起こるので何が原因かは一見してはよく分からないことが多いです。


では、膝窩部の解剖や機能から膝窩部痛の原因について考えてみましょう。

膝窩部痛の原因

○膝窩筋

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