着物選びの難しさ
昨日リユース着物店で買ってきた鮫小紋と長襦袢を持って、裄丈のお直しを教わるために友人宅を訪ねた。
私が着物を包んだ風呂敷を広げ着物を一目見た友人の一言目
「えっ!こんなに地味な色なの!?」
は?…地味…なの?
戸惑ってる私に
「こんなに地味な色だと思わなかったよ!これは80歳過ぎのおばぁちゃんの地味な着物だよ!」と友人
そーなの?
「裄もかなり短いし、小柄な人が着てたんだね」
そーなの?
「でも、食事会とかに着たいならもっと明るい色とか、ローズ系とか…とにかくコレは絶対に老けて見えちゃうから、できればやめたほうが良いと思うけど」
そーなの?
ちょっと私が着付けの練習用に縫ったの持ってくるからと、友人が見せてくれたのは落ち着いた赤みのピンク系に白い小花の小紋。
この位の色だって全然派手じゃないんだから、ちょっと合わせてそこの姿見で見てみてと言われ、軽く合わせて鏡を見ると確かに悪くない。でこっちを合わせて比べてみてと言われると、うーん🤔やっぱ地味なのかぁ…と思えてくる
反物自体はかなり良い物だから、もう少し着るのを待つか、どうしても着るなら白っぽい華やか目の帯を合わせると少しは良いと言われた。
もう私は『そーなの?』を10回位言ってたかもかしれない。
次買う時は紫やローズ系、深い抹茶みたいな緑とか似合うと思うから、なるべく明るい色を選ぶと良いよとの事だけど、自信無いなぁ…友人が時間取れれば一緒に行って見立ててほしいけど、彼女も忙しいので、無理は言えないし
考えてみると、一番のお気に入りの浴衣は濃い赤紫と薄いピンク味の紫と白の配色だった
あんな感じの色を選べば良いって事なのかな
唯一の救いは、長襦袢は私のサイズに合ってて、生地も仕立てもとても良いので、これからリユースを買うにしても、お仕立てにしてもコレをマイ長襦袢として合わせると良いよと言われた。
必ず一緒に着て丈を確認してねと念押しされたのは言うまでもない。
もうこの小紋はいっそ和洋折衷の着方しちゃおうかなとも思う
今日、別の友人から電話がありその人も前に小紋を買ったと言ってたので、何色?と聞いたらピンク系かなと言われ、私よりも6歳上の人でもピンク系なんだ…と改めて着物の色と柄選びの難しさを噛みしめた