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[△と心]シリーズ第1回 『忘れっぽい』
「忘れっぽい」
第一回人間らしさ選手権のグランプリを取った「忘れっぽい」を
△を使って説明してみようという試み。
△=自己複製子+階層構造
▶まずは、「忘れる」とは一体なにか?
①データの消滅
②データへの経路の消滅
①は記憶本体が壊れている状態
記憶もニューロンの接合形式である小さな構造体(=△)なので、それが壊れることもある。これは、二度と思い出せないタイプ。ハードディスクのデータが完全に消去された状態。
②は記憶への「アクセス経路」が壊れてる状態
こっちは、記憶システム(△)の中の「経路」の部分が破損してるだけなので、他の経路があればそっちからたどり着くことができる、物忘れタイプ。ハードディスクのデータは残っているのに、ファイルの場所を示す情報が失われた状態。
今見てる俳優の名前がどうしても思い出せなかったけど、似た名前の俳優は思い出せて、そこから本人の名前も思い出せた(連想型)
学生時代によく聴いていた音楽を久しぶりに耳にすると、忘れていたそのときの友だちや風景が鮮明に思い出される(感覚連想型)
子どもの頃に遊んだ手遊び歌を忘れていたけれど、手を動かしているうちに自然と歌詞を思い出す(身体記憶型)
▶本題、「忘れっぽい」とは?
忘れっぽいとは、①のように完全に忘れてるわけではなく、②の「アクセス経路」の破損のこと。つまり、「データへのアクセス方法をちゃんと活用しない(できない)人」のこと。
ここで、話を少しややこしくします。
個人の記憶システム(脳△)と、人間関係における役割や責任(人間関係△)は、どちらも情報や関係性を管理するシステムであるという共通点がある。
入れ子△の関係。
個人の記憶システムにおける「経路」の破損が、記憶の想起を妨げるように、人間関係における役割や責任を忘れることは、人間関係に支障をきたす可能性がある。
例1)脳△→妻に「帰りに卵を買ってきて」と頼まれたのに忘れる
人間関係△→妻の「物の運搬方法」のひとつが故障した
妻「あんた卵も買えんとね?(怒)」
会社を立ち上げ40年間家族と日本を支えてきた夫(66)、自転車を漕ぎながらつい込み上げてしまう ウッ…(´;ω;`)ポロポロ
例2)脳△→結婚記念日を忘れる
人間関係△→夫婦間の『大事な日の共有』という絆の更新ルートが破損している
例3)脳△→プレゼントを貰ったことを忘れる
人間関係△→基本の『互酬(持ちつ持たれつ)』という常識回路がぶっ壊れている
①と違い、②は経路が破損してるだけなので決定的破滅には至らない。
お使いは行き直せばいいし、
記念日は後日やればいいし、
指摘されたらプレゼントをお返しすればいい。(ほんとか?)
経路が壊れているだけなら修復は可能だが、あまりにも忘れ続けると、△の根幹まで揺らぐことがある。
▶結論
忘れっぽい(人)とは、
脳△の「経路」が仕事したりしなかったりすることで、
人間関係△の役割(経路の部分)をしたりしなかったりする(人の)こと。
△=自己複製子+階層構造+経路
追記)
🐧ぺん銀さんの意見(収録中)
・一般的な△の経路と言われているものは、しょせん対処療法みたいなもの。
・普段から、さりげなくたんたんとずっと、なにかしらやっていれば、人間関係△にそんなサプライジングな特殊経路は必要ない。
・逆に、普段まったくやってないからだろ。( ʘ ө ʘ )
なるほど、一理ある。できるのなら。
あと、まるっと妄想でないのなら。