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『権力』を△で説明してみる

Season 3  Episode 1『権力』

△=自己複製子+階層構造+回路
△は物質、力、情報の「流れ」をデザインしてる
△の得技は「内部化」

初手結論↓

権力とは、△を通じて人々の意思を整合させる「現象」である


わけがわかりませんね。( ˘ω˘)
では、△三大要素である「自己複製子」「階層構造」「回路」を用いて、
権力を分析してみましょう。

❶「人々の意思を整合させる」とはどういうことか?

権力は、人々の行動、思考、価値観などを特定の方向に誘導し、集団としてのまとまりや秩序を維持する働きを持つと言えます。
この、みんなの意思を揃えて合わせる=「整合」こそが、△の概念と結びつく鍵🗝となります。

  1. 自己複製子: 権力において、「ルール」(制度 法律 慣習など)が自己複製子に相当します。これらは、人々の間で伝達(=複製)され、共有されることで、権力を維持・強化します。

  2. 階層構造: 権力は─例えば国際条約から、法律、民法、地方条例まで─多層的な管理体制になっています。封建時代なら、将軍、大名、地主などです。

  3. 回路: 権力は、命令、文書、マスメディア、口コミなど様々な回路を通じて、「ルールと罰則」という形で、各階層へと伝わっていきます。

つまり、
権力とは、自己複製子、階層構造、回路の相互作用を通じて、人々を特定の△(社会秩序や行動様式)に整合させる働きと言えます。

ルールを守らなければ物理的または精神的罰則が課せられ、究極は△から追放されます。△からの恩恵(安全、便利、快適)が受けたければ、個人△の自由を少し手放してルールを守るしかない、というシステムなのです。

❷具体例

例:『交通ルール』

自己複製子→ 交通ルールそのもの

例えば、「赤信号は止まる」「横断歩道を渡る」などが自己複製子

階層構造→ 多層フレームで管理・運用
国際的な交通条約
国の法律に定められた基本的な交通ルール
都道府県や市町村の条例(例えば、駐車禁止区域の指定)

回路→ 交通ルールが人々の脳に複製されるルート
・教育・啓発:
教習所での教育、交通安全キャンペーン、広報活動
・物理的な環境: 道路標識、信号機、横断歩道
・監視・取り締まり: 警察官による取り締まり、監視カメラ
・罰則: 違反者には罰金、免許停止、懲役
・社会的圧力: 周囲の人の目 社会的なモラル

このように、交通ルールは、自己複製子(ルール)、階層構造(管理・執行体制)、回路(教育、物理環境、監視・取り締まり、罰則、社会的圧力)の相互作用によって、人々の行動を「安全な交通行動」という△に整合させていると言えます。

❸結論 「権力の定義」

権力とは、
人間の作る組織△の中で「ルール」「罰則」「目標」「理念」などのミーム(自己複製子)を、様々な回路を通じて各階層へと伝達し、人々の脳(心)への複製を試み、解釈・内面化させることにより、個人の意思を△の意向に、様々な程度で整合させる「現象」である。

最初よりも、長く、わかりにくくなったね! ( ʘ ө ʘ )


❹おまけ(GY▽XA ほんへ)

権力は なんかよく分からんがすごいPOWER
罰則があるし、△の恩恵もあるからという理由を納得して、バーターでルールに従うのはわかりやすい。
では何故、あなたは車もいないし誰も見ていない信号を守るのか?

△視点で言えば、「誰も見ていないのにルールを守る」のは、
1. 自己複製子(ルール)が個々の心に内面化され、行動を誘導するから。
2. 自己と△の整合性(一貫性)保ち、心理的安心を得るから。
3. 不確定な罰則リスク(実は見られてた)を避けたい心理が働くから。

人間は単なる罰則を恐れる生物ではなく、より深い心理的・社会的メカニズムで行動が駆動されている。これが、誰も見ていない場所でもルールを守る理由だと言える。

❺ルールの内面化

ルール(信号を守る、神父や科学者を信じる、等)は、自己複製子として人間の心に深く刻まれている。これらは教育、文化、慣習を通じて「当たり前」のように内面化される。この「内面化」が進むと、外部の監視がなくてもルールを破ることが「不安」や「罪悪感」といった内的制裁を生む。

🤡「君は心にマッポを飼っているのかぁ!?」

また出ました△の得技「内部化」(依存症参照)
これこそが、権力の最も強力で、かつ恐ろしい側面なのです(; ꏿ_ꏿ)ええ。

❻内部化の怖さ

1.外部からの「強制」が不要になる
権力が直接的に強制しなくても、個人が自ら進んでルールに従うようになる。
つまり、監視や罰則を設けなくても、△が個人の行動を制御する。
結果、支配は見えづらく、「誰が権力を持っているか」が曖昧になる。

2.「当たり前」が疑われなくなる
内面化されたルールは、あたかも自然法則のように感じられる。
例えば、「赤信号は止まる」が疑われないように、権力が設定した基準が「絶対的な正義」とみなされる。これにより、人々は権力の正当性を無意識に受け入れる。

3.批判の芽を摘む
内部化された権力は、個人の中に「自己監視装置」を作るようなもの。自分で自分を縛り、「これは守らなければ」と感じる。これが批判や反抗の発芽を妨げる。

具体例
例えば、学校や職場で「規則に従うのが当然」と長期間、繰り返し刷り込まれると、誰も「その規則って必要?」と考えなくなる。それどころか、お互いを監視し合い、ルールを破る者を皆で攻撃することで、勝手に権力を強化してしまう仕組みができる。これが、「進化した△」の支配の手法なのだ。

権力の「内部化」は、個人を支配するだけでなく、その支配を見えないものにする。結果、「自分が自分を律している」と思わせながら、実際には△の一部として支配されている。
また、権力をふるってる人も、△に役割(ロール)をやらされているだけなので、なぜ自分が偉そうに振る舞えてるのかを、ちゃんと理解していない。

このやうに、権力を△で考えると、内部化を利用した「隠れた支配」のメカニズムが浮き彫りになってきます。(陰謀論まったなし)

GY▽XAメンバーの皆様には地道な活動を続けてほしい( ˘ω˘)